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答えは明示しない 

2015年10月19日 ナビトモブログ記事
テーマ:俳句ポスト投稿

 別題 わさおの俳句ポスト投稿・「秋の雲」


 俳人、津軽わさおは、2015年7月17日から、「俳句ポスト365」への投稿を開始した。「俳句ポスト365」は、愛媛県の松山市が運営する俳句の投稿サイトである。


 目標は、「俳句ポスト365」において入選することだ。


 「俳句ポスト365」では、入選が「天、地、人、並」に分かれる。一般的な捉え方における「特選、秀逸、入選、佳作」に相当する。「並選の俳句」でも、立派な入選句だ。


 まずは「並選の俳句」に入りたい。そして、いずれは、人→地→天へと。



 第128回 2015年9月10日週の兼題は、「秋の雲」である。兼題の説明に曰く。

 
秋の雲(秋の季語)  一般に「鰯雲」と呼ばれる巻積雲や、刷毛(はけ)でさっと塗ったかのような巻雲、高い空に薄く広がる巻層雲など、6000メートル以上の上空に現れる上層雲が多い。


 そこで、次に掲げる四句を投稿した。


津軽わさお作


 お城曳くや津軽路笑う秋の雲


 秋雲を寝転び仰ぐ十五歳


 秋雲に曳かれて動く天守閣


 真下に見る富士はお碗と秋の雲


 兼題「秋の雲」に対する投句については、10月15日の木曜日に人・並選の俳句、翌16日の金曜日に天・地の俳句の結果発表がなされた。


 投稿した四句のうち、「秋雲に曳かれて動く天守閣」が並選の俳句に入選し、その他の三句は落選であった。
 

 これで、津軽わさおが投句し、結果発表が終わっている全8回の結果は、累計で、5並選、1ベストセレクション、2全ボツである。

 

 俳句の投稿は、投稿し、結果を観ればそれで終わり、では進歩しないだろう。どこが良くてどこが良くないのか、を自分なりに吟味する必要がある。


 これまでの俳句の勉強によれば、俳句で詠まれていることについては、読者による「なるほど感」が大事である。俳句で詠まれていることに、「そうなんだ」とか「そうなの」とか「あっそう」だけで、「そうだ、なるほど」の「なるほど感」がないと、作者と読者との間に共感は生まれない。


 それと、「なるほど感」があるためには、読者がいろいろさまざまに想像でき、俳句に寄せる読者の共感が広くなるような詠み方をした方がいい。言わば、俳句を詠む作者すなわち詩人個人が風景や事物に託す主観的な感情や思想という答えは、明示しない。


 こうした考え方に基づくと、今回の「お城曳くや津軽路笑う秋の雲」は、弘前城本丸石垣修理事業に伴う天守閣の曳屋に関し、それを行う津軽路を笑うという答えが、明示されてしまっている。で、「そうなんだ」だけで、「なるほど感」がない。


 「真下に見る富士はお碗と秋の雲」は、「富士はお碗と」という答えが、明示されてしまっている。で、「あっそう」だけで、「なるほど感」がない。


 「秋雲を寝転び仰ぐ十五歳」は、答えの明示うんぬん以前に、「そうなの」で終わる。「なるほど感」がない。


 俳句作りも簡単にはいかない。だからこそ、人生日々挑戦、青春は一生、である。







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