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たかが一人、されど一人

戦略の欠如では 

2015年09月24日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

休日明けなので読後感でも書こうと思っていたのだが気が変った。読後感は明日に伸ばして昨日の続きのようなことを書く。日本の外交が酷過ぎる。昨日テレビ朝日「グッド!モーニング」で解説者宮家邦彦氏が述べたこと。日露外相会談や習近平中国国家主席の訪米を受けて、恐らく放送局側としては日本の外交方針についての問題点を指摘させたかったのではと思うが、宮家氏の口から飛び出した言葉は「日本は現在の外交方針を維持していればいい。」だった。彼に言わせると、ロシアにしても中国にしても経済的に行き詰っているので、何とか日本に助けてもらいたいのです。日本はG7の枠組みの中で淡々と現在の路線を堅持していれば先方が音を上げて折れてきます。とのことである。宮家氏はこのところメディアで政府の外交政策スポークスマンの役を演じている外務省関係の安倍取り巻きの第一人者でもある。安倍政権が何故この人物を重用しているか分かりかねるが、宮家氏の経歴を見る限り、どう見ても外務官僚の主流には思えない。一応東大卒にはなっているが、入省が25才だからかなり晩成でもある。更に専門がアラビア語なので希少価値はあったかもしれぬが、主流になることはなかったろう。55歳にならずして局長経験も無しに退官して、大使になった形跡もない。彼が誰かのこと自己顕示欲の塊と批判しているのを聞いたことがあるが、彼にもそれがあるのではないだろうか。ひょっとすると小生同様に相当な劣等感に苛まれている感が無きにしもである。その宮家氏が折り紙を付けてくれた日本の外交方針の現状は目を覆うばかりである。連休中の日露外相会談については昨日書いたばかりなので繰り返さないが、総理が27日にニューヨークに行って国連総会で演説をするらしい。何を仰りたいのだろうか?今朝の朝日新聞には緒方貞子元国連難民高等弁務官の所感が、かなりしっかり書き込まれていた。現在欧米で最大の問題となっている難民問題と、その問題に対する日本の反応、対応のご粗末が昔も今も変わっていないことを嘆かれている内容である。総理の演説がこの問題に関して胸を張るようなことは勿論、触れることさえ難しいのではないだろうか。昨年もこの時期に総理は国連総会で演説をして、敵国条項を外してもらうことや、ひいては安保理の常任理事国入りにさえ意欲を示した。昨年の報道をチェックすると「国連を21世紀の現実に合った姿に改革し、その中で日本は常任理事国となり、それにふさわしい役割を果たしていきたい」などと述べたとなっている。今年もまたその繰り返しなのだろうか。お気楽なものと言えばそれまでだが、少し酷過ぎはしないか。朝日新聞では報じられていなかったと思うが、今朝の東京新聞が書いたらしい。日露外相会談直後、ロシア国防省は23日、北方領土に最新型の短距離地対空ミサイルを実戦配備したことを明らかにしたという。時同じくしてアメリカ国務省報道官が、安倍首相がこだわっているプーチン大統領の年内訪日について日本に慎重な態度を求めたとのこと。また1週間ほど前になるが、中国政府外交部ではアジア局内に会った日本課の廃止を決めたそうだ。ことほど左様に世界中から相手にされなくなりつつある中で、アメリカの戦争の下請けを引き受けていい気になっているだけでいいのだろうか?別に世界の中心で輝かなくてもいいから、真剣に外交方針を見直す必要がある筈だ。

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