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平成の虚無僧一路の日記

荒木竹翁の門人 

2010年12月24日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



普化宗は、明治4年に廃宗となり、虚無僧として尺八を
吹いて門付をすることも法律で禁止された。そんな迫害を
ものともせず、荒木竹翁は、尺八の改良と、筝、三絃との
合奏で、尺八を見事に蘇生させ、一世を風靡した。

驚くのは、門下生に、元老中で淀藩主の稲葉長門守正邦、
元京都所司代で桑名藩主の「松平定敬」、はじめ、老中
佐倉藩主堀田正睦の子息「正養」、佐賀藩主鍋島直正の
子息「憲一」他、稲葉備後守正善、遠藤但馬守、有馬
遠江守道純と、大名旗本の名がずらり 20数名。さらに、
郵便事業の前島密、なんと福沢諭吉の長男 市太郎の名も
みえる。( 私の師である堀井小二朗は、福沢諭吉の次男、
捨次郎の子で、はじめ荒木派だった)。

そうそうたる名士が、門人に名を連ねているのだ。女性
も数人いる。まさにゴロツキと嫌われた虚無僧の尺八を、
堂々と、当代一流の人々が嗜むものにした、その気概に
感嘆する。

ところで、楽譜は、すべて竹翁師の手書き。コピー機
なんて無い時代だ。一人ひとりにすべて手書きで渡した。

門人多数なので、出勤前に来る人もあり、稽古は朝5時
から深夜に及んだという。

尚、『坂の上の雲』で片岡鶴太郎が演じている八代六郎も
尺八を吹いた。日露戦争では浅間の艦長として出撃し、仁川
沖海戦の前に艦上で『千鳥の曲』を吹いた話は有名。八代
六郎が吹いた尺八も「荒木竹翁」が製作した名管だった。
NHKドラマで、片岡鶴太郎が尺八を吹くか、楽しみ。


「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

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