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たかが一人、されど一人

終盤国会 

2015年09月09日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

勝負がついている話だから、今更何を言っても始まらないかもしれぬ。しかし今回の安保法制に関する与党の対応は余りにもご粗末すぎる。立法府としての品位を考えろとまでは言わぬが、もう少しスマートなやり方は無かったのだろうか。悪く言えば、野党の抵抗(質問)に対して嘘でも何でも手練手管の限りを尽くしてその場をしのぐことに終始した。官僚が作成した法案を1分1厘の妥協もしなかったのは、政治家の力量不足を明らかにしただけではないか。最初から採決さえすれば、内閣の提案が通ることは分かりきっている。噂でしか知らないが、昔から各党に国会対策委員が置かれ、委員会でどんなに激しく対立していても委員同士は仲良くマージャン卓など囲みながら、なぁなぁで落としどころを探ったと聞く。今もこの慣習があるのか無いのか知らないが、似たようなことはあるだろう。裏で談合して手を握るのは褒められた話ではないが、もろにガチンコで全く無意味な質疑も如何なものかだ。終盤に来て、先週半ば共産党の入手した資料で防衛相が立ち往生してしまった際、参議院の鴻池委員長は防衛相に「7日月曜日までに、必ずその存否を明らかにしなさい。」と厳命して見せた。これを見た時は、なかなかやるじゃないか、と一瞬思ったが何のことはない、結局「調査しましたけれど、同一のものは発見できませんでした。」で終わりだ。まともに入手したものでなければ、この理屈が通用するらしい。嘗ての毎日新聞社西山太吉記者の外務省機密文書事件を思い出した。与党側の言い分には、言外に、警察など公権力を動員してお前らをブタ箱に引っ張るぞ、との意思表示がありありである。特定秘密保護法か何かよく分からないが、政府の内部文書を暴くことが悉く犯罪扱いとなるのでは、国民の知る権利はどのように担保されるのだろう?鴻池氏はもう少し野党の顔を立てても良かったのではないか。内部文書を認めても、現国会での嘘のつき放題を見ていれば、3日もあればいくらでも屁理屈のつけようはあっただろうにと思ってしまう。政府側も勝ち筋を確信したのだろう、昨日の参考人質疑もご粗末すぎる。特に自民党が推薦している宮家邦彦氏だが、何故彼でなくてはならなかったのか?理屈は兎も角、自分が言いたいことだけを喋り、都合の悪い野党の質問に対しては殆どまともに答えていない。所作は安倍総理と同じだが、「馬鹿な質問にはまともに答える必要がない。」意識が丸見えな分だけ総理より悪いかもしれぬ。与党側には要らざる不満を残す結果になっていると思う。山本太郎氏の質問への答え方など観ていると、まるで上から目線で、国民を代表する議員として認めていないかのようだ。東大出のエリートにはこの癖を隠せと言っても無理だろう。野党側ももう無駄な抵抗合しない方が良いと思うが、どうせ悪足掻きをするのだろう。最後の最後まで後味の悪い法案成立になりそうだ。

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