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心の軌跡

「要支援2が要支援1を介護しよる」と父は苦笑いです 

2015年08月17日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



昨日

孫たちが帰った後

掃除をして

食事の準備をして

「さぁ食べよう。」と食卓にビールとワインを出して

食べ始め

ちょっといい気分にむなった時

「ピンポーン」とチャイムが鳴りました。

「誰やろ?今ごろ・・・」と思って玄関を開けると

そこには血相を変えた父が

おろおろしながら

立っていました。


「もぅ・・・わしではどうにもならん・・・。」と言うので

また何かあったのかと

あわてて隣の両親の家に行くと

母はいつもの椅子に

放心状態で座っていました。


「どうしたん?」と聞くと

「またこけたんやぁ。トイレに行こうとして・・・おじいさんが必死に起こしてここまで連れて来てくれたけど・・・」と

辛そうに言います。

父は

「もうなぁトイレに行こうとして,今までにも何回もこけたんや。わしも力がないから起こすのがなかなかできんで・・・」と

これまた辛そうに言います。


そして

次に母の口から飛び出したのは

「もうみんなに迷惑かけるから病院に入院します。」という言葉。


あれほど「入院だけは絶対にいや。」と拒否していたのに・・・


それから

いっぱい話を聞いて

こちらも話をして・・・

母の本心が

ちらほら見えてきました。


「もう何もかもいやになってしまうことがある。そんな時はもう『早く楽になりたい。』と思い
 食べんかったらいいかぁと思って・・・でもそう思う反面,『元気になってみんなと楽しく過ご
 したい。家のこと,自分でしたい』と思うこともある・・・」


食べなかったら楽になる・・・

この一言が私の心に突き刺さり

「そんなこと思う人にはもう手助けせんで。」  と

思わず大声を上げてしまいました。


「そんなこと思いながら病院に行き薬をもらって飲む・・・それって元気になりたいと思っているからでしょ。そういう気持ちのない人は病院なんて行かんはずや。」


私の一言に

大きくうなずき

母はこう言いました。

「私の思い違いでした。早く元気にになりたい・・・」


そんなわけで

明日病院に行ったら

入院の話をしてみるつもりですが

今はベッドが空いてないようで

いつのことになるかは

わかりません。


骨折して入院した時には

最低でも1ヶ月は入院しないといけないと

言われていたのに

「早く帰りたい」と先生に懇願し

2週間ちょっとで

退院してしまいました。


最初の数週間は安静に

その後はリハビリ・・・と

病院ではそうした計画を立てていたのに

中途半端で帰ったから

治りもせず

「痛い」ことで

足に力を入れることをしなくなったために

ますます足の筋力低下を

招いたのではないかと・・・

そんな風にも考えますが

今更何を言っても

始まりません。


今からできることをするのみです。


昨夜は

父が母に付き添って

トイレに連れて行ったそうです。


「要支援2が要支援1を介護しよる」   と

父は苦笑いです。


今の母の状態だと

もう要支援ではなく要介護ですけどね。


そんな両親の姿を見て

私も後を追っかけているんですね。

自分にもやがては訪れる「老い」・・・


悲しいけれど

それが現実です。


でも・・・

私は「明るく行きたい・・・」と

今はそう思ってますが

その時にならないと

どうなるものやら

そればっかりは

わかりません。


今も隣から

父の大きな声が

聞こえています。

また何かあったのかしら・・・


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