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私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

2−5 物価・生活費、私たちの台所事情(その1) 

2010年12月10日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

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<b>三年で物価が倍に</b><br />
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 「こちらに来るのが3年遅かったね」と私たちの移住を歓迎してくれた山田さんは残念そうに教えてくれました。彼は私たちの住んでいた愛知県のお隣、三重県からサンシャイン・コーストの1番南の街、カラウンドラに移り住んで、最近まで日本の民芸品や食品を扱うお店を構えていました。現地に住む日本人の世話役的情報源の人です。<br />
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 私の定年を繰り上げて3年早く移住することは出来ない相談でしたが、なぜ遅かったかと言うと、その3年間にオーストラリアの不動産をはじめ様々な物価が倍になってしまったと言うのです。私たちはこちらで住む家を購入する計画はありませんでしたが、借りる家の家賃に大きな影響が出てしまいました。<br />
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 実際、移住する10年前の1996年にこの国を訪れた時には10万ドル(当時で約1000万円)でプール付きの広大な家が買えるということで、私たちの移住意識が高まったことを覚えています。その後、オーストラリアの退職者ヴィザ取得の要件である年金などの収入や預貯金の設定が数回にわたって引き上げられ、私はどんどん上がる金額をクリアーできるかどうか心配のし通しでした。生活の裏付けが無ければ移住しても困るだろうという配慮なのでしょうけれど、生活できなければ移住などできないので余計なお節介か、さもなければ「老人は来て欲しくない」というのが本音だったのでしょう。そして前述のように、ついに2005年7月、平均的な年金生活者では取得不可能な投資退職者ヴィザへと制度を変更し、門戸をさらに狭めたのです。<br />
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<b>年金だけでは生活できない</b><br />
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 「へーっ、この豪邸が○○円!、安ーいっ!!」を連発するテレビ番組や「年金で生活できる」のが売りの本が出版されるなどして、定年後の海外移住を考える機会が増えました。また、海外移住とまで行かなくとも、山村や海辺、離島に移り住んだり短・中期の滞在を検討している方々はとても多くなっていると聞きます。<br />
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 日本に一時帰国して友達に会うと、「そっちは物価が安くていいね」とうらやましがられますが、オーストラリアの場合は決して安上がりな生活はできません。食品などは比較的安いですが、外食や海外への航空運賃などは高くつき、全般的には日本と変わらない出費を覚悟しなければなりません。日本にいれば多くの場合必要のない家賃が余分に支出項目に加わりますから、公的年金だけで暮らすのは無理なのです。海外移住をテーマにしたテレビ番組ではもうオーストラリアは紹介されなくなってしまいました。<br />
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 オーストラリアでも比較的物価は低いサンシャイン・コーストでの私たちの出費をご紹介しますので、台所事情を推察してみてください。2007年12月現在で、便宜上週や年単位の支出は月額に換算し、その他の食費や光熱費やガソリン代を含む交通費などは平均の月額をオーストラリア・ドルで表示します。また、これは普通に生活している状態で必要な経費で、日本に一時帰国したり旅行したりする費用は含みません。<br />
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<div class="alignCenter"><img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/9a/60/shigemi_akamatsu/folder/760162/img_760162_33712880_0?1291947580" alt="イメージ 1" class="popup_img_557_140"></div><br />
  支出の大きな割合を占める家賃ですが、家などを購入してしまえばこれはゼロとなります。そして、不動産を処分する際には大方が購入費以上で売却できるようです。しかし、不動産を買うことはできてもその手続きが煩雑で、不都合があって買い換えるとなると時間と労力は大変です。また、その購入費を定期預金や投資信託で運用すればその利子などで家賃をカバーできることもあるのです。<br />
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 続いて、食材・食品の主な品目の価格を調べて見ました。単位は表示が無いものは1舛△燭蠅硫然覆任后F?箋?覆匹鷲位や種類によって価格は大幅に変わりますが、普段使いの標準的なものを選びました。ドルの表示です。<br />
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<div class="alignCenter"><img src="http://img2.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/9a/60/shigemi_akamatsu/folder/760162/img_760162_33712880_1?1291947580" width="560" alt="イメージ 2" class="popup_img_561_201"></div><br />
 食品は税金が押さえられていることや広大な国土で量産できるという利点があって、ご覧のように比較的買い求めやすい価格になっていて嬉しいことです。しかし、食費が全体の支出に占める割合はあまり大きくはなく、食品の価格だけで生活費全体を推計することはできません。例えば、ティッシュ・パーパーやトイレット・ペーパーなどは日本の2〜3倍もします。<br />
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この項は(その2)に続きます<br />
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