メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

3−5 嬉しいゴルフ天国(その2) 

2010年12月07日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

<div class='wiki'>
この項は(その1)からの続きです。<br />
<div class='indent'>
<br />
</div>
<b>ハンディを取ってコンペに参加</b><br />
 <br />
 クラブの会員になってしばらくはコンペのない日に雅子と二人か私ひとり、たまに友だちとプライベートのプレイを楽しんでいましたが、人気のあるコースだけにビジターのプレーも多く、会員とは言え少人数でプレーするのは気が引けることが時々ありました。クラブとしてはグリーン・フィーの入るビジターの方がありがたい訳で、そのあたりの呼吸が分かってきて、私はクラブのコンペに参加するために、ハンディ・キャップを取ることにしました。<br />
 <br />
 ハンディ・キャップを持っている人と5回ラウンドしてスコア・カードを提出すれば、自分のハンディ・キャップが得られるので、友だちやクラブで知らない人でも一緒にラウンドしてもらい比較的簡単に自分のハンディ・キャップを取ることが出来ました。その5回のラウンドはいずれも100前後のスコアでしたが、決まったハンディ・キャップは21。まあ、コンペで上位を狙うことなどゆめゆめ思いませんから不満もなく、一人前の会員になったのです。<br />
 <br />
 クラブのコンペは日、月と金曜日以外は毎日何らかのコンペがあって、クラブのコンピューターで参加を事前に申し込みます。このコンピューターで私が初めてコンペの申し込みをした時、参加枠が残り1人だけだったので、コンペの方法などが分からなくて心配もありましたが思い切ってやって見ることにしました。<br />
 <br />
 ところが幸運なことに、私が加わった組にバデリム・メイル・クワイヤーの合唱仲間、ロンがいたのです。当日朝のティー・グランドで、やって来たロンをびっくりさせてからスタートしましたが、おかげでスコアの記入方法などを教えてもらいながら気楽にプレー出来ました。<br />
 <br />
 スコアの記入など難しくはないと思うでしょうが、日本のスコア・カードとは全く異なる様式のカードが使われ、競技も様々な方法があるので初めての場合とても戸惑うのです。初めてのコンペは「シングル・パー」と呼ばれる競技でしたが、これは各ホールで持分のハンディ・キャップを反映させたスコアがパーより良ければ「+」、パーの場合は「0」、悪ければ「−」と記入して参加者の最も「+」の多い人が優勝となります。カードには各ホールのグロス・スコアも記入されますが、これは順位には関係ありません。<br />
 <br />
 また、カードは自分で自分のカードに記入するのではなく、同じ組の1人にマーカーになってもらい、そのマーカーに自分のカードを渡して記入してもらいます。当然、自分も他の1人のカードを預かってその人のマーカーとなる訳です。<br />
 <br />
 競技の方法は日本ではストローク・プレーがほとんどですが、こちらでは前述のパーの他、ステイブルフォードと呼ばれるものがポピュラーです。これは各ホールでハンディ・キャップを反映したスコアがパーの場合2点、ボギーの場合1点、バーディの場合3点と1点ずつ加減したポイントとなり、合計の最多ポイントの人が優勝となります。<br />
</div>
<br />
<div class='wiki'>
<b>日本語で冗談を交わすゴルフ</b> <br />
 <br />
 私たちの住むサンシャイン・コーストはゴールド・コーストなどに比べて日本人の数がとても少ない地域です。それを承知の上で移り住んで来たのですから「日本人がいなくて寂しい」などと言えば笑われてしまうでしょう。でも、日本人が少ないからこそ何処にどんな日本人が住んでいるかという情報は常に持っていたいと思っています。非常時に助け合うことだって考えておくべきでしょう。<br />
 <br />
 ある日、カラウンドラの山田さんから「サンシャイン・コーストの日本人でゴルフをするのでやりませんか」とお誘いがありました。聞いてみると、知っているメンバーは山田さん以外に1組のご夫婦だけで、あとはまだ会ったことのない人ばかり、二つ返事で仲間に入れてもらいました。当日、雅子は皆に迷惑になるといけないのでプレーはせず、カートに乗せてもらっておしゃべりとプレー後のランチだけの参加となりました。<br />
 <br />
 皆、こちらでは日本人ばかりでゴルフをする機会はほとんど無く、久しぶりに日本語の冗談とバカ話がタイミング良く飛び交って、ゴルフよりその方が楽しいラウンドとなりました。英語ではいくら堪能でもなかなかそのようには行きません。面倒な規約など作らず、好きな時に集まってこれからも楽しみましょうということになり、新しい仲間と楽しみが増えたのです。<br />
</div>
<br />
<br />
<div class='wiki'>
<tt>コラム</tt><br />
<b>釣りの天国</b><br />
<div class='indent'>
<br />
</div>
 私たちが初めてオーストラリアを訪ねた1996年頃、オーストラリアで釣りはあまりポピュラーな楽しみではなかったように思います。かつてオーストラリア人はあまり魚を食べず、シドニーあたりで釣りをするのは日本人ばかりだったと言います。<br />
 <br />
 こちらの日常の楽しみを知らなかったのかも知れませんが、その後来る度に釣りをする人が増えていることに驚き、釣り道具や餌を売るお店もあちこちでよく見かけるようになりました。私も移住の引越し荷物の中に釣竿やリールを入れて来ましたが、磯で数回糸を垂らしただけで、あまり熱心なアングラーではなく、もっぱら友だちの獲物をちょうだいしています。<br />
 <br />
 ボートで少し沖に出ればマグロやタイ、クロダイ、カマスなどが、また河口付近では巨大なコチやキス、アオリイカなどが釣れます。おかしな話ですがこちらの魚はオーストラリア人に似ておおらかなのでとても良く釣れると言います。海も近くて釣り天国ですね。<br />
 <br />
 日本の海釣りでは魚の大きさや数に制限は無いと思いますが、こちらでは釣って持ち帰る魚の大きさと数が淡水魚と海の魚に分けてその限度が細かく規定されています。クィーンズランドでは、例えば淡水魚で人気の高いバラムンディは58儖幣紕隠横悪儖焚爾韮運唯吉?泙如海ではタイ(スナッパー)が35儖幣紊韮吉?泙任覆匹箸覆辰討い泙后B召竜?砲弔い討蘯鑪爐瓦箸坊茲瓩蕕譴討い泙垢ら守らなければなりません。<br />
 <br />
 肝心な魚の味ですが、全般に淡白で油が乗っていません。例えばタイなど1尾まるごといただくとありがたく刺身、鯛ご飯、それに汐汁など鯛づくしの夕食になりますが、刺身もあのツルッとしてコリコリ、モッチリの食感があまりありません。はやり、魚は寒いところの方が美味しいようです。ちなみに魚をさばくのに出刃包丁は使わず、細身で先が尖って上にカーブし、全体がしなる専用のナイフがありますが、とても具合良く使えます。<br />
 <br />
 沿岸部に大きな工場が少ないこともあって、釣った魚は安心して食べられますが、シドニー湾がダイオキシンに汚染されて職業の漁が禁止されたのは、シドニーの太公望にとって辛いニュースでした。<br />
</div>

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR







掲載されている画像

    もっと見る

上部へ