メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

私家版・日豪の比較文化人類学 〜群れから抜け出した羊が見たもの〜

3−6 飲兵衛の気になる話(その2) 

2010年12月07日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

<div class='wiki'>
この項は(その1)からの続きです。<br />
</div>
<br />
<div class='wiki'>
<b>様々な地ビールを楽しむ</b><br />
 <br />
 私はどちらかと言うとビール党で普段の晩酌にビールを欠かしたことがありません。週末や料理などによってワインをあける日は、雅子はワインだけを飲みますが、私はビールから始めます。<br />
 <br />
 日本のビールは全国をカバーするメーカーが作って流通させ、地域限定のものはわざわざ地ビールと呼んでいますが、オーストラリアのビールは各州に代表的なメーカーがあってそれぞれ特徴のある銘柄を互いに全国に出荷しています。味の方は日本と同じように銘柄によってあまり際立った差異はありませんが、気候の関係か全般的に淡白でスッキリしたものが多い気がします。<br />
 <br />
 私は当初住んでいるクィーンズランドで作っている、何だか意味ありげだけれど変な意味の無い「XXXX(フォー・エックス)」のゴールドが好きでしたが、どうも甘口で量の割りには酔いが遅いので調べてみたらアルコールが3・5佑靴ありませんでした。その後はヴィクトリア州の「VB(ヴィクトリア・ビター)」が4・9佑△辰篤?椶離咫璽襪剖瓩ぬなのでしばらくの間これ専門。その後、タスマニアを旅して産地で飲んだ「Boag(ボーグ)」の芳醇な風味に感激してこれに乗り移っています。<br />
 <br />
 ビールはボトル・ショップで買いますが、主流は375ミリリットルのスタビーと呼ぶ小瓶24本入りのケースで標準の価格は40ドル。同じ銘柄でも缶ビールはやや安く、700ミリリットルの大瓶は1本ずつか3本セットで買うのが普通です。発泡酒はありません。<br />
 <br />
 アルコールの割合によって3段階に別れていて、一番強い約4・8佑離悒咫次中間の約3・4佑離潺妊アム・ストレングス、それに2・8佑曚匹離薀ぅ箸ありますが、ライトでも日本でノー・アルコールと呼ぶ味気ないビール風飲み物よりはるかに満足できます。<br />
 <br />
 ビールについてはもっと紹介したいことがありますが、あと1つだけ。こちらのビール瓶の王冠は手で開けることが出来ます。王冠は同じですが瓶のほうにスクリューが切ってあって、王冠にナプキンなどを当てて左にねじれば簡単に開けることが出来るのです。私は日本から友だちがやってくると、涼しい顔をしてこれを見せて、驚かせてから乾杯に移ることにしています。<br />
</div>
<br />
<div class='wiki'>
<b>気軽に飲めるワイン</b><br />
 <br />
 日本でもオーストラリア・ワインはチリ産などと並んで良く店先に並び、人気が高まってきました。歴史こそ200年そこそこですが、何と言っても安定した気候と豊かな土壌から生まれるブドウは新しい醸造技術で品質の高いワインを産み、世界のコンクールでも多くの金メダルを獲得しています。<br />
 <br />
 ニュー・サウス・ウエルズ州のハンター・バレー、南オーストラリア州のバロッサ・バレー、西オーストラリア州のマーガレット・リバーなど有名なワイナリーは南部に点在していますが、亜熱帯の私たちの住むサンシャイン・コーストにもありますから、その数は数え切れないほどでしょう。<br />
 <br />
 生産されるワインは白が70諭∪屬23諭∋弔蠅ブレンドのもので、生産量の90佑3年以内に消費されることからも分かりますが、長期間熟成させるヴィンテージが少ないので価格も比較的安く抑えられています。特徴は気候のせいでしょうかフルーティーで軽く、すっきりした傾向のものが多いようです。赤、白だけの違いでなくブドウの種類をブレンドして醸造するものも多くあり、赤でも渋みが抑えられてあまりワインを飲まない人にも好評のようです。<br />
 <br />
 ボトル・ショップでは時々「6本以上買うと20由箘?廚箸いΕ察璽襪あるので、私たちはそのチャンスを逃さないようにまとめ買いをしますが、広い店内の棚にずらりと並んだワインから選び出すのは大変です。二人で「この前、あそこで飲んだのが美味しかったけれど、同じのはあるかな〜」などと銘柄の名前も忘れてラベルのデザインだけで探すのですから見つかる訳がありません。結局、以前買って気に入ったものや良く売れて残りが少なくなっているもの、ひどい場合にはラベルのデザインが良かったり、値段が15ドル以上のものであれば普段使いには「はずれ」が無いだろうと選ぶことになります。<br />
 こんな、いい加減な選び方ですが、大方はそれぞれの特徴があって、期待はずれになることが少ないのは嬉しいことです。<br />
 <br />
<b>エスキーにビールを入れてパーティーへ</b><br />
 <br />
 地域によって習慣が違いますが、サンシャイン・コーストではパーティーに招かれた人は何か一皿料理を持って行き、アルコール類も自分のものは持参する、いわば持ち寄りのスタイルになることが多くあります。主催する家庭は多少の料理とグラス類、それにソフト・ドリンクなどを用意すればよく、負担が軽くなるのでとても良い習慣だと思います。「エスキー」と呼ぶアイス・ボックスに自分用のアルコール類を入れて持参なら遠慮は要りませんから、これも嬉しいことです。<br />
 <br />
 数組でのディナーに招待された場合は、パーティーのようには行きませんから、少し高級なワインや鉢植えの花などをプレゼントに持って行きます。こうした場合、日本では招かれた人も招いた人も皆がテーブルについて乾杯をしてからお酒と料理が同時に始まりますが、こちらでは招かれた人たちがそのお宅に着くと、まず居間やベランダで好きなアルコールと軽いおつまみでしばらくの間会話を楽しみます。好きなアルコールと言ってもウィスキーや日本酒などは異端ですからビールかワインの白か赤のいずれか、あるいはスパークリング・ワインをお願いすることになります。<br />
 <br />
 しばらくして食卓テーブルに案内されてディナーとなりますが、この席での飲み物は料理に合わせたワインとなるのが普通です。下種な私などビールの方が良いのですが、この場合は神妙にワインをいただきます。余分なことかも知れませんが、ご主人などがワインを注いでくれる時、ワイングラスはテーブルに置いたままにして、手に持って受けないようにするのがスマートです。私たち日本人はすぐにグラスを持って受けなくては失礼と思ってしまいますね。<br />
 <br />
 ディナーにお客様を招くのは本当に神経を使い準備も大変ですが、この国では男性が細かなことまで奥さんと協力してお客様をもてなします。日本のようにご主人はデンと構えて酒を飲み、奥さんは台所にこもって料理を作っていたかと思うと、テーブルとの間を足繁く往復するなどいうことはありません。こちらでは、奥さんだけが動き回るのはご主人の恥とまで言われるのです。<br />
</div>

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR







掲載されている画像

    もっと見る

上部へ