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20年日記 

2015年05月19日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

朝刊を配達し終わって店に帰ると新人研修で実習に来ている百合子ちゃんがお茶を入れてお疲れ様と言ってくれる。
彼女との雑談がとても楽しい。私の朝は配達の後ファミレスに直行しコーヒーを飲みながら20年日記を書く習慣だったところに、彼女のおかげで天声人語を書き写す作業が加わったと話した。
彼女は20年日記に興味を示した。私はその足でファミレスに行くので日記を持ち歩いている。ボロボロになった10年日記とその後始めた20年日記を見せて説明をした。
私は日記を60歳から書き始め12年目に入った。今日という日の12年間が一目瞭然である。私の12年は平凡な出来事と平凡な日々の連続である。
もし彼女が今から20年日記を書き始めたら24歳の彼女の20年は波乱に富んだ色々はことが起きる20年になるだろう。
平凡な人並みの人生を送ったとしても素敵な男性と出会い、結婚し子供を授かり、育児に奮闘する日々と子供の成長が記録される。一つ一つの人生の出来事と選択が、思いもかけぬ展開となり20年後44歳の彼女は どんな生活をしているか想像がつかない。
私の話に彼女の目は潤んできた。良い娘さんだ。
やってみようかしらと彼女は言った。続くかしらと言うので、私の10年日記をパラパラとめくって見せた。書いてない日が結構ある。ひどい時は一ヶ月以上書いていないこともあった。何かの理由でペンを置き、また何かの理由で書き始めたのだ。その空白も心の記録である。
私の20年日記は何年で終えることになるのかな。生き延びれば90歳まで書く余白はある。
彼女は私の病気を知らない。彼女から見れば元気いっぱいのおじさんに見えている。20年はとても無理だと言ったら、絶対に大丈夫90歳になってまた新たに20年日記に挑戦しましょう!茂作さんならきっとできると言ってくれた。
彼女は今週の土曜日で実習が終わり本社に帰る。毎朝お茶を入れてくれて話し相手になってくれたお礼に私が見つけた丈夫で上質なノートを贈ろう。
もし日記を書き始めてくれたら嬉しいな。

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