terasan

日本のそうそうたるメンバーに拠るウィンナワルツは・・ 

2015年04月26日 ナビトモブログ記事
テーマ:音楽

此れも、一寸旧聞に成りますが、読響、東京フィル、N響、都響、東響、日フィル、新日フィル、ニュージーランドフィル等々の、
コンサートマスター、アシスタントコンサートマスター、主席奏者、ソロ奏者
・・と、そうそうたるメンバーに拠るウィンナワルツを、過日聴く事が出来ました。

場所はサントリーホール。
演目は、「トリ」の「美しき青きドナウ」、アンコールの「ラデツキー行進曲」他、多数。

・・が、????

先ず、音が奥に引っ込んでいる!
音が前に出て来ないのです。
ホール全体に音が充満し、包み込まれるような感じが全く無い!

敢えて大袈裟に言いますと、洞窟の奥のほうで演奏をしているような感じ・・

席は2階の略中央前と、偏った所とは思えません。

舞台のサイドから後ろまで客席を設けた構造の為、反響が弱い?
・・という此のホール独特の、構造上の欠陥なのでしょうか。

舞台背面全体がパイプオルガンで反響板が無い!‥・というのが、影響を与えているのでしょうか。

或いは、写真でお判りのように総勢25人前後な為、「反射板」の効果の出る「配置」が出来なかったか?


更に輪をかけ、肝心のウィンナワルツが、
ゆったりと流れない!

ワルツ、しかもウィンナワルツ独特の流れと
言うか、極端に言いますと

「緩やかな流れの中に、一瞬、止まってしまうのでは?」

‥・と不安にかられる独特のリズムが、全く無いのです。
まるで、「特急列車」に乗っている様。

此れは、指揮者(兼、コンサートマスター)、小森谷巧の”個性”に拠るものでしょうか。

久し振りの「生のウィンナワルツ」と言う事で、期待していたのですが、残念な結果と成ってしまいました。

特に、ホール構造上の件については、再度別の機会に是非とも確認したいと言う興味が湧きます。



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