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上海大学シニア留学日記
地下鉄サリン事件20年
2015年03月20日
テーマ:テーマ無し
今日は地下鉄サリン事件が発生してちょうど20年にあたる日だ。朝からテレビや新聞でその報道が続く。私は地下鉄サリン事件当時を鮮明に覚えている。当時、私の担当する所管業務の一部に防災・保安業務があった。もしデパートで火災が発生し、多くのお客様に犠牲が出たら、その社会的責任から会社としては存続できない事態になることは容易に想定された。それ故、私は常に所管業務の中で防災・保安業務に一番センシティブになっていた。近くで消防車のサイレンを聞くと、我社じゃないだろうなとその都度、ちじみ上がっていたものだ。その日は、我社の近くの青梅街道を、長時間にわたって、次から次と救急車や消防車やパトカーががけたたましいサイレンを鳴らしながら通った。一体何が起きたのだろうと思い、テレビのスイッチを入れると、何やらとんでもないことが起きていることを知った。振り返ってみると、地下鉄の車両内でサリンが撒かれたけれども、まかり間違えれば、多くの買い物客で賑わうデパ地下であってもよかったわけだ。当時自らの置かれた立場から、地下鉄サリン事件は忘れられない出来事となって今でも記憶に張り付いたままだ。
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