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たゆたえど、沈まず

味噌造り 

2015年03月04日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


このカメは友達専用に毎年別にして仕込みます



夕食は奮発しました。ご飯の真ん中にも鰻が詰まっているのです。


ようやく今年の味噌を仕込んだ。我が家の年中行事の最初がこの味噌造りで、例年は2月に仕込んでいる。
今年も頑張って50キロ仕込んだが、私がヨレヨレなのでミンチャーで大豆を潰す作業だけである。他の作業は全部女房の大活躍だが、女房も還暦になってかなり体に堪えるみたいだ。年を取るたびに毎年負担が増えていく。
朝7時から始めて終わったのは4時頃であった。50キロの味噌を仕込むとかなりの体力が必要で彼女は疲労困憊である。
よく田舎暮らしとか手作りの生活だとかシンプルライフとか言うが、思い描くほど簡単なものではない。
我が家の味噌は今3年寝かせて4年目に入ったものを食べているが、ここまで来るのに多めに作って少しずつ繰り越して10年係で昨年からやっと3年物の蓋を開けた。
納戸には150キロ以上の味噌が眠っている。
納戸には大きな冷蔵庫が二つ、梅干しも年季の入ったものが眠っている。
保存食だけで3畳の納戸がいっぱいである。
女房と何でこんなしんどいこと毎年やるんかねぇと言いながら結局のところ趣味なのだ。楽しいのだ。そしていっぱい人に分けて喜んでもらう顔を見るのが好きなのだ。
ぼちぼち限界が近いことは肌で感じる。餅つきもお茶作りも数年前に止めた。味噌造りをやめても夫婦だけなら一生食べきれないほどある。今日仕込んだ味噌を食べるのは4年後だ。私は生きていて食べられるかなとふと思う。
とにかく我が家の味噌は絶品で誰もが褒めてくれるし欲しがる。このお味噌は巡り巡ってパリの著名な画家の手元に届く。カトリーヌ・ドヌーブさんも食べてくれるのだ。
商業デザイナーの友達は売りに出せという。彼がネーミングからパッケージのデザインまで全部やるという。毎年均一の味で作れないというとワインと同じで何年ものが美味いとか伝説を作ってやるから任せとけという。
それほど美味いのかと思うのだが自分たちで食べてみて絶品だと思う。
そんな味噌を毎日食べているのだ。幸せである。味噌をせっせと配るだけで色々な交流に味わいができる。人生は楽しいと思う。
そう思うと味噌造りはやめられない。来年も老体にムチ打って無事に作れますように。
ご苦労様でした女房殿。お疲れでしょうから夕食は鰻丼をご馳走します。

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