メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

むぅびぃ・とりっぷ

切り刻まれたドラマ「黒い看護婦」 

2015年02月26日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

森功氏著作の「黒い看護婦−福岡四人組保険金連続殺人」というノンフィクションがドラマ化された。ドラマは本のタイトルと同じで、『黒い看護婦』。看護婦というと、『白衣の天使』とたとえられるところからしても、白のイメージが強いので、『黒い看護婦』とは、なかなか印象的なタイトルの付けかただ。主演は大竹しのぶを筆頭に、寺島しのぶ、坂井真紀、木村多江というそうそうたるメンバーをそろえている。同番組の宣伝では「犯罪史上前代未聞の連続殺人事件をドラマ化!」と、謳っていた。しかし、このドラマに関して違和感を露にする声は少なくなかったという。その事を週刊文春ではこのように説明している。放送されたドラマは、たしかに実力派の役者ぞろいで演技は秀逸だった。しかし、話の運びが全般的に”駆け足”で、特に中盤以降はそれが加速する。説明不足で、”唐突感”が否めないシーンが増えるのだ。さらに、エンドロールでは、通常なら制作スタッフのクレジットがずらりと連なるはずが、プロデューサーや脚本家などごく一部を除き、まったく出てこなかった。ツイッター上でも、<コンパクトにし過ぎ><撮っていたけど丸々カットしたのかな?><れっきとしたテレビドラマで演出者名、監督名が全く表記されないことがこれまであったろうか> など和感を露にする声は少なくなかった。このドラマに関わった関係者が内情を明かしたところによると、ドラマは昨年3月に撮影され、六月に発注どおりの92分間で制作会社に納品されていた。あとはオンエアを待つだけの状態だった。このドラマの監督を務めたのは平山秀幸氏だった。『学校の怪談』の大ヒットで知られ、『愛を乞うひと」『OUT』などで国内外数々の受賞歴を持つ日本を代表する監督の一人。平山監督は、今回の経緯について重い口を開いてくれた。「去年の暮れに『七十四分に削って欲しい』と制作会社から連絡がはいったんです。『とんでもない!』というのが第1声でした。『それは出来ない。深夜枠になっても全編を放送してほしい』と訴えましたが、『枠は動かせない』と交渉の予知はなかった。このため、『縮めるならそちらでやってくれ』と。ただし、僕の作品ではなくなるから僕のクレジットは外すように話し、他のスタッフは自由意思に任せると伝えた。異例の事態でも名を残す権利は全員にあるからです」テレビの力というのは、すごいものがあるので、そこから自分の名前をあえて消してもらうというのは、勇気のある骨のある選択だ。逆に、ぼくは彼が監督した作品を見たいと思うようになった。ぼくのような人も多いかもしれないが、しかし、結果的に自分の名前を外すという選択は損であろう。平山秀幸監督に、そのような選択をさせてしまったというフジテレビは、どのような事情があったかわからないが、これはまた骨のないふやけた前例を作ってしまったものだ。再放送にて、完全版を流すような選択はできないものなのだろうか・・・・。

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR







掲載されている画像

    もっと見る

上部へ