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戦後レジームからの脱却とは何ぞや? 

2015年02月04日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



1年も前の、社会科学者の随想と言う長い記事。ここの中に次のような記述があります。


(1年前の記事)

戦前は,天皇が主権者であり,その国家のために個人が犠牲になることがすばらしいという価値観の国でしたが,戦後は,主権者は1人1人の国民となり(1条),その個人の幸せに奉仕するために国家があるのだという個人を尊重する国になりました(13条)。
 
 国民は60年前に憲法を制定して,こうした戦前の旧体制に決別して新しい国になることを決意したのです。これが『戦後レジーム(戦後体制)』です。この新憲法下の戦後体制のもとで,国民は,1人1人を大切にする新しい時代の日本に生まれ変わろうと努力してきました。

 戦前のように教育に国家が介入したり,宗教を利用しようとしてきたら,憲法がそのような国家の行為を禁止し,これを止めてきました。政府が海外で軍事力を行使しようとするときに,憲法がそれをくい止めてきました。憲法は国家権力を縛って,私たちの権利・自由を守り,平和を守ってきたのです。

 この『戦後レジーム』から脱却するということは,これらの価値を否定して,つまり,60年前に戻ることを意味します。

 安倍総理はまず教育基本法を改正して,教育の目的を「国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた国民の育成」(新教育基本法1条)としました。つまり国を支えるのに相応しい国民の育成を教育の目的とし,国家のための教育としました。その結果,国を愛する態度が教育の目標として掲げられ(2条),靖国神社を参拝して宗教との関係を復活させようとします。

 また,有事立法の下では地方分権も名ばかりです。女性蔑視発言をする閣僚を抱え,女性差別をなくすための民法改正に消極的です。医療制度改悪,障害者自立支援法という名の弱者切り捨てを強行し,アメリカ流の極端な自由競争の結果,所得格差,教育格差,情報格差が広がっています。

 そして何よりも,個人よりも国家の価値を大切にすることを国民に押しつけようとしています。これが戦後レジームからの脱却の意味であり,その集大成が「戦争ができる国」にするための憲法改正です。

 ですが,戦後の日本が歩んできたこの憲法の体制を維持し発展させるか,それとも大きく変えて昔に戻すかを決定するのは,あくまでも主権者たる国民であることを忘れてはなりません。
 註記)法学館憲法研究所「中高生のための憲法教室 第42回〈戦後レジームからの脱却〉」,http://www.jicl.jp/chuukou/backnumber/42.html





恐ろしや、アベ政権!











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