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フューリー 

2014年12月02日 ナビトモブログ記事
テーマ:戦争映画

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

今日の映画紹介は上映中の「フューリー」。
題名の「FURY」とは”激しい怒り”。
米軍M4中戦車シャーマンの砲身に「FURY」と
ペイントされた戦車乗員5人の男達による、絆のドラマ。

1945年4月、第二次世界大戦下。
ヨーロッパ戦線終結4週間前のドイツに
侵攻を進める連合軍の中に”ウォーダディー”と
異名を持つドン・コーリア軍曹(ブラッド・ピット)がいた。

彼はアフリカ戦線、フランス、ベルギーと
戦場での豊富な経験を持つ戦車部隊のリーダー。

そんな中、副操縦士が戦死。
18歳の新兵ノーマン(ローガン・ラーマン)が
補充兵としてやってくる。
最初の仕事は亡くなった前副操縦士の
肉片が飛び散ったシートの清掃。

ドン軍曹はそれまでタイプライターを
打つことしか知らないノーマンを早く鍛え上げるため、
最初の戦闘で敵を撃つことが出来なかった彼を、
ドンは捕虜となったドイツ兵を彼の前に突き出し、
処刑するように命じる。
撃てないと激しく抵抗するノーマン。
ドンは非情にもノーマンに銃を握らせて引き金を引かせる。
戦場で生き延びるためには、理想も正義も神の教えも棄てて、
殺される前に殺せと、教え込む。

徹底してリアリズムにこだわった映画ですね。
神も仏も無し、善悪も無し、ただ敵を殺すだけ。
ただ、乗員5人の家族同様の絆だけで生き残りをかける。

市街戦を制圧して、しばしの休息時間に、
ドンとノーマンは民間人のアパートに押し入り、
未亡人イルマ(アナマリア・マリンカ)と
その従姉妹エマ(アリシア・フォン・リットベルク)が
隠れていたのを見つけ、
食事の用意をさせて一緒に食事をする。

短い時間にエマとノーマンは心を通わせ、
ベッドルームへ。このノーマンの童貞卒業が、
激しい戦闘場面が続く中でホッとするシーン。

でも、アメリカ軍が手当たり次第に
現地女性を強姦するのは従軍慰安婦問題どころでは
ないだろうと思ったことでした。

この映画の優れているところは、
ドン軍曹やノーマンを含めて5人の人間描写。

射撃を行う砲手バイブル(シャイア・ラブーフ)、
砲弾を装填する役目を務めるムードメイカーの
クーンアス(ジョン・バーンサル)、
操縦担当のゴルド(マイケル・ペーニャ)の
それぞれの身上、信仰を絡めての強烈な個性が
狭い戦車内でぶつかり合いながら、絆を深めて
生きて帰ることに全力を尽くすところが
単なる戦争映画になってない所が良かった。

さて、肝心の戦闘場面は、
ドイツ軍が誇る重戦車ティガーとの戦い。
(世界で唯一、走行出来る戦車を撮影に使用)。
ティガーは88ミリ砲と100ミリの装甲。
それに対してシャーマン戦車は
76ミリ砲と64ミリ装甲で劣勢は免れないが
ドン軍曹はどのようにしてこの危機を切り抜けるか。

最後の山場は、他の部隊は全滅。
ドン軍曹の戦車“フューリー”一台で
300人のドイツ軍部隊と
対決しなければならない状況に追い込まれる。
リアリティを重視した戦闘シーンは見応えがありますね。

”ブラッド・ピット最高傑作!”と言われだけに、
彼の精悍な顔に鍛え上げられた肉体に感動!
“フューリー”とは誰に、何に対しての怒りか、
考えさせる為のタイトルでしょうか。

監督は元米海軍のデヴィッド・エアー。



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おはようございます!

yinanさん

SOYOKAZEさん、

忠実にリアリティを追及しているので、
残酷な場面が多いです。
女性にはお勧め出来ないですね。
ブラッド・ピットのファンなら別でしょうが。

これが、戦争だという映画でした。
又、ノーマンが人間として兵士として
成長する物語でもあります。

2014/12/03 06:09:55

リアルな戦争映画は

さん

yinanさん こんばんは〜

リアルな戦争映画は苦手です。
それに女性が乱暴されるなんて、実際はそうだったのでしょうが、やはり見ていられなくなるでしょう。

同じ人が死ぬ刑事ものは好きだし、時代劇でも結構切られて死にますが、架空だと思うから平気です。

2014/12/02 20:10:03

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