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十兵衛の奮闘記
駆けずり廻った正月でござった!
2014年01月10日
テーマ:テーマ無し
今年の正月は、独楽がグルグル廻るように正月早々忙しく駆けずり廻ったのでござる。
『何故、そんなに正月から忙しくしているのか?』『正月早々 金策か?!』とお思いの方もおられましょうが、実は皿回しや江戸独楽芸の披露のお声が掛かったからのでござる。と申すのは、皿回しや独楽芸は御目出度い芸と言われ、お正月には好まれるものだからでござる。そこで問題です!「何故?皿回しや独楽芸は御目出度い芸なのでしょうか?」
正解は、『皿や独楽が廻る!運が回る、金が回る!!』ということで、御目出度いのでござる。又、衣裳も和服・袴姿なので、日本の正月の雰囲気に相応しいこともあり、それもお声が掛かった要因だと思っておりまする。
と言うことで今年の正月はお蔭様であちこちからお声が掛かり、2日には深川江戸資料館、4日には羽田空港国際ターミナル到着ロビー、5日の午前は大田文化の森ホール、午後は大崎の大崎ニューシティで皿回しと江戸独楽芸をそれぞれ披露してきたのでござる。
2日の深川江戸資料館は、江戸時代の正月情緒を味わって頂こうということで、正月特別開館をしており、獅子舞や独楽芸の披露が江戸時代の町並みセットのなかで行われたのでござる。深川はご存知の通り初詣で賑わう富岡八幡宮や深川不動尊があるので、初詣参拝帰りの方が立ち寄られ、いつもより多い来館者だったようで、又、和服を着た方は、入館料が特別割引となるという粋な配慮もされていたのでござる。手前は前にここで南京玉すだれ等を披露したことがござるが、江戸時代のセットの中で、それもお正月に、伝統芸能の江戸独楽芸がご披露できたのは最高の気分でござった。4日は、正月を海外で過ごした日本人や来日の外国観光客などに日本の正月気分を味わってもらおうと言うことで、羽田空港の国際ターミナル到着ロビーで『新春イベント』が催され、大道芸仲間と一緒に大道芸を披露したのでござる。そのイベントでは、晴れ着を着込んだお人形の腹話術の司会で、仲間による南京玉すだれと手前の皿回しと独楽芸が披露され、お立会い頂いた方には、空港よりお年玉として「特製どら焼き」も配られ、思わぬ正月イベントで喜んで頂いたようでござった。
5日の午前中は、大森の大田文化の森のホールで、運営協議会主催の『文化の森でお正月を楽しもう!大道芸でおめでとう!』のイベントで大道芸研究会の会員21名と一緒に出演したのでござる。演目は、団体の南京玉すだれ、大道易学六魔、石たての術、バイオリン演歌、ガマの油売り、江戸独楽芸、バナナの叩き売り、正月の歌というプログラムで、色々多彩な大道芸を披露し、昨年手前の演目はバナナの叩き売りでしたが、今年は江戸独楽芸を披露したのでござる。午前中にも拘わらず観客の方がお越しくださり、お正月気分を楽しんで頂いたようでござった。その後、手前は、駅で立ち食いソバを?き込んで、直ちに大崎に向かい、午後から大崎ニューシティのイベント広場で「新春ライブ」が催され、お正月らしい和のライブということで、「三味線、お琴、独楽回し」があり、手前は皿回しと独楽廻しを披露したのでござる。ここでは、家族連れのお子さんが多く、始めて見る独楽芸が受けたようで、「スゲェ〜!」と言う歓声が凄く、「おじさんの大好きな言葉は『スゲェ~』なのです!」と独楽を廻しながら言ったら、刃渡りや糸渡りをきめた時は余計声が大きくなり、手前もすっかり有頂天となり、こちらも十分に正月気分を味わうことが出来たのでござる。こいつは春から縁起がいいわい!メデタシ、メデタシ!!今年こそ独楽が廻る如く、勢いよくお金が回り、手前の懐も世の中の景気も良くなるように祈っておりまする。(完)写真は、大田文化の森の時のもので、大道芸研究会の出演者です。
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