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十兵衛の奮闘記
皿回しは大好評でござった!
2014年04月18日
テーマ:テーマ無し
先週の日曜日(4月13日)昼過ぎ手前は、昨年も訪れた新宿区の下落合東公園に赴き、「であいはなひろば」という地域コミュニティ主催の『落合ファミリーコンサート』に出演し、地域のお子さんや若いお母さん方に日本の伝統芸である皿回しや江戸独楽芸を披露してきたのでござる。このコミュニティは、新宿区下落合の住宅地にあった空き地を、子どもの遊び広場として残すために、1989年より公園設置運動を始め、1995年の4月に新宿区立下落合東公園が誕生し、この公園開設を機に、設置活動で知り合った仲間で「であいはなひろば」という地域コミュニティが結成され、地域の様々な出合いを通じて、ふれあい豊かなコミュニティを作ることを目的に活動し始めたとのことで、公園のサポーターとして公園の花苗植えや植栽の手入れ、公園の整備や清掃などを行っている他、支え合い助け合いの輪を広げ、地域から世界へ向けて援助を必要とする子どもたちへ様々な支援活動等もおこなっているとのことでござる。その具体的な活動の一つとして、この公園で毎年開催され今年で22回目となる赤ちゃんからお年寄りまで一緒に楽しめる音楽会「落合ファミリーコンサート」の催しがあり、そのコミュニティのリーダーが、手前の再従姉弟といこうことで、今年も出演のお声が掛かった次第なのでござる。当日のプログラムは次の通りで、手前だけ異色で、寄席での色物のような役割として出演となった次第でござる。
〜イベント内容〜
■ であいはなひろばの歌でオープニング 主催者挨拶
■ おはなしおばさんのポケットからなにが出てくるかな?
■ おとなも子どももみんなで歌おう!
■ 江戸大道芸 江戸独楽芸、皿回しなど
■ 大型絵本「おおきなかぶ」
■ アフリカの太鼓演奏と踊り
■ フィナーレ
始めのころは、出足が悪くお客さんも少なかったが、次第に近所のお住まいの家族連れ、特に保育園児前後のお子さんと若いお母さんやお父さん方が公園に続々と集まり、盛況になってきたのでござる。手前は、昨年始めて参加した時、先ず皿回しを行って、子どもさんに喜んで貰おうと思っていたのでござるが、イベント時に春の強風が吹き荒れため取り止めて、仕方なく代わりに南京玉すだれを披露したのですが、今年は微風だったので、先ず皿回しを一通り披露し、その後子どもの皿回し体験タイムを設けたのでござる。
『やってみたい子は手をあげて!』と言うと3歳から6歳位までの子どもさんが、元気よく手を挙げて喜び勇んで出てくるのでござる。実際には、直ぐに棒で皿を回すことは出来ず(直ぐに出来るようなら、人前で見せる芸とはならない!)、次第に悲しいような難しい顔になってくるので、その頃を見計らって、「棒をまっすぐに立てていてね!」と言って、手前の棒で皿を回して、皿の中心部を子どもが手に持っている棒の上に移し替えて皿が回ると、途端に喜び溢れた顔になり、満面笑み得意そうな顔になるのでござる。手前は子どもさんがその笑顔となる瞬間を見るのが大好きで、それ故皿回しを続けているのかもしれぬが、その時は、付き添いの親御さんが、自分の子供のこんなに喜んだ顔を見逃したくないという感じで、I-phone などで必ず写真を撮るのでござる。暫く遊んだあと、「又、やりたい人は、プログラムが終わってから後でやろうね!」と言って次の演目に移るのでござる。今回は、皿回しの次に、最近出来るようになった傘廻し(傘の上で紙風船を廻す)も本邦初公開として披露したが、残念ながらこれは微風でも影響を受けあまり長続きしなかったのでござる(この芸はやはり屋内に限る)。その後、江戸独楽芸(末広、刃渡り、糸渡りなど)を一通り披露し、皆さんに喜んで頂いた次第でござる。
このような芸を続けていて一番嬉しいことは、こんなむさ苦しいオヤジでも、天使のような子どもさんの無邪気な笑顔を見ることが出来、逆に彼らの若さを分けてもらっているような感じになることで、これからもずぅ〜と体の続く限りやっていきたいと思っているのでござる。(完)
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