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陽だまりのねごと

あつあつを召し上がれ 小川 糸著 

2014年08月26日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し





食事にまつわる短編七つ。
どれも最後の晩餐あるいは、これからスタートを切るためのけじめの食事。

材料に拘り調理方法に拘りがある特別なものばかり並ぶ。
食は人を繋げる大切なアイテムなんだと改めて思ったり。

最後置かれていたお話は
四十九日に母娘で食べる故人拘りのきりたんぽ。
亡くなる直前にも食べたがった故郷の料理で
思い出しつつ涙して、思い出しつつ言いつけどうり作ったものの
どうしたことか、不味くて食べられなかった。
謎解きはこれから読む人のために止めておこう。

せっかく作った不味い手のかかったきりたんぽ鍋を流しに捨てて
亡き人は亡き人として、
インスタント出汁で
ちゃっちゃと簡略きりたんぽを作ってしまう。

食べさせる人のない料理は力が入らない。
でも、食べること止めるワケにはいかない。
さらに一人分って材料はちょっぴりだし
相違と工夫が必要だ。
故人が許さなかったインスタント出汁を使い
食事を支度する寡婦についつい自分を重ねた。

どのお話も切なくて、
ほっこりしたり、人間の抗えない性を思ったり...

美味しゅうございました。
さァ〜朝ごはんしよっと^_^

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