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高橋大輔選手・「大ちゃんの親御さんはエライ」 

2014年08月19日 ナビトモブログ記事
テーマ:人生

ブログを書いていると、いろんなことを学ぶことができる。一つの題材でブログ記事を書いている過程で、それに関連して別な題材に興味がいくことがあり、それに関してまた勉強することになる。

 そうした連鎖により、自分の知的欲求が満たされていくことで、学ぶわけだ。

 フィギュアスケートの高橋大輔選手は、イケメンだ。ただ、彼は、ただのイケメンではない。人懐っこいという形容詞が付く。それと、ときたま、寂しさを垣間見せたり、愁いを含んだ表情を見せる。

 そうしたいろいろの要素があるものの、このイケメンは、フィギュアスケートを小さい時からやっているだけに、元々どこかいいとこのお坊っちゃんだろうくらいに思ってきた。

 しかし、そうではなかったんや。


 先日、高橋大輔選手に対して彼の長光歌子コーチが宛てた手紙があることを知った。「歌子先生からの手紙」だ。

 その中の一節に、「キミに初めてであったのは。君が中学2年の夏休み、仙台・泉のリンクでしたね。私がリンクで滑っていると、英子さんに連れられてリンクに入ってきてリンクサイドに佇んでいました」の文章がある。

 この中の英子さんについて知りたくて、例によって、ネット先生に教えを請うた。

 「高橋大輔 英子さん」で検索をかけると、次のブログがヒットした。


高橋大輔、庶民の子がメダルを目指せたのは?ソチ入りに両親は?http://知的探究心.jp.net/archives/909


 このブログ記事曰く。


 「フィギュアスケートの高橋大輔選手は岡山県倉敷市の出身です。鳶職の父と理容店で働く母、男ばかりの4人兄弟という6人家族。家は家賃3万7千円の借家で、生活は厳しかったようです」
 
 このブログ記事等を参酌のうえ、以下、書かせていただく。

 高橋大輔選手は、男ばかりの4人兄弟で、お父さんは鳶職、お母さんは理容師さんだ。で、家は家賃3万7千円の借家であれば、生活は、楽ではないだろう。

 庶民とは、人口の多数を占める一般的な人々のことであり、世間一般の人々、特別な地位・財産などのない普通の人々を指す。

 ブログ記事のタイトルにある「高橋大輔、庶民の子がメダルを目指せたのは?」にあるように、高橋選手は、まさに庶民の子だ。

 今、28歳の高橋選手を基に推定するに、4人兄弟だから、3歳ずつの年齢差があるとして、長兄は9歳年上の37歳、お母さんは25歳違うとして62歳、お父さんは65歳、といったところだろう。

 戦後間もなくの昭和生まれの親御さん。男ばかりの4人兄弟で、6人家族。家賃3万7千円の借家。お父さんは鳶職、お母さんは理容師さんで、共働きだとしても、生活はそんなに楽にはいかないはずだ。

 高橋大輔少年がフィギュアスケートを始めたのは、8歳になった時からだが、フィギュアスケートを習うにお金はいかほどかかるの?

 フィギュアスケートは、お金のかかる競技で、当時でも、用具や諸経費で月に約20万円もかかるそうだ。大会用の衣装は、ズボンだけで3万円もかかるという。

 これじゃ、家計はなかなか大変だ。鳶職のお父さん、理容師のお母さんが懸命に働いても、二人合わせて40万円は稼げないのではないか。おそらく、フィギュアスケートにかかる20万円のうち、半分の10万円程度は、自然体では赤字だろう。

 ゆえに、お母さんは、昼は理容師として、夜はお弁当屋さんで働いて高橋選手のフィギュアスケート代を稼いだそうだ。

 その頃のお母さんについて、高橋選手は、語っている。

 「お金が大変だったと思うんですけど、昼は理容店で働いて、夜パートに行ったりとか、お母さんはいつ寝ているんだろうと思っていました」


 どこかいいとこのお坊っちゃんだろうくらいに思っていた高橋大輔選手がそうではなかった。日本国中のどこにでもある、ごく普通の家の子である。

 普通は、こうしたごく普通の家の子は、お金面の理由で、フィギュアスケートは、やりたいと思ってもできはしない。

 だから、普通であったならば、世界のフィギュアスケーター、高橋大輔選手が誕生することはなかった。

 4人兄弟の末っ子の大ちゃんは、泣き虫で弱虫だ。スポーツをやらせようとして、野球、テニス、剣道などを見学させても、ボールが飛んで来て怖いのはダメ、殴られて痛いのもダメ。みんな、逃げ出してしまった。

 そんな高橋少年は、唯一、フィギュアスケートにだけは魅かれた。ここが大事なところだ。

 お母さんは、たとえ大変なお金がかかっても、大ちゃんが好きでやっているフィギュアスケートは、なんとしても続けさせてやりたかった。

 そのため、寝る間も惜しんで、昼は理容師として、夜はお弁当屋さんで、懸命に働いた。もちろん、鳶職のお父さんだって、一生懸命だ。

 以来、20年の歳月が流れた。高橋大輔選手は、今や世界に誇るフィギュアスケーターであり、確かにエライ。

 しかし、大ちゃんの親御さん、お父さん、お母さんは、もっとエライ。

 お父さん、お母さん、大したもんやで、ほんまに。



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