メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

平成の虚無僧一路の日記

「大河内淳矢」故郷錦を飾る 

2014年07月01日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



6/29「大河内淳矢」君の尺八リサイタル。
なんと西尾市の市民会館大ホール。1200席 満席。
尺八の個人リサイタルでは考えられない、前代未聞の
快挙。

とにかく、内容、出来栄え最高。こんな すばらしい、
すごいコンサートは未だかって観たことがない。

彼は19歳の時、私の所に尺八を習いに来た。そして
わずか数カ月後、彼の初舞台が、同じ西尾の市民会館
大ホールで、なんと『春の海』。西尾の尺八家の方々の
中に入れていただいての演奏だったが、当時すでに、
先輩方々を押しのけて、頭角を現していた。

私の所では、わずか2年だったが、古典本曲から、
琴古、都山、現代曲、クラシック、ポビュラー、演歌と、
私の持てるものすべてを教えた。

そしたら、20歳で尺八家を志して、東京へ行くと
言い出して、親をあわてさせた。当時、藤原道山はじめ、
同じ愛知県出身の岩田卓也君他、若手尺八家が次々登場して
きている中で、彼は性格が良すぎる。他人を押しのけて
前に出るようなタイプでないめ、プロとしてやっていけるのか、
私も責任を感じていた。

桐朋学園の日本音楽(尺八)科に入り、坂田梁山氏に師事、
先輩に野村邦山氏のご子息 野村幹人君がおり、水野利彦氏
との縁にもつながった。そして、同じ桐朋出身の新進気鋭の
バイオリニスト「山内達哉」氏との出会いによって、
彼なりの居場所をつかんだようだ。

あれから10年。ちらちらとYou-tubeでも見かけるように
なり、見守るだけの私だった。いずれ、名古屋で凱旋
コンサートを開いてあげねばと思っていた矢先、今回の
企画を聞いてびっくり。私では到底できない、大がかりな
もの。そして、わずか2、3年教えただけの私を忘れず、
私にも特別出演の話を持ってこられた。なんと義理がたい
ことか。

二人で『鹿の遠音』をデュエットすることに。
バイオリンや太鼓とのステキなオリジナル曲ばかりの
流れの中で、古典の『鹿の遠音』が、はたして空気を
ぶちこわさないか、心配ではあった。しかし、みごとに
“はまった”。すごく受けたようだった。万来の拍手。

終演後、彼の前にはCDを買ってサインを求める人が
延々長蛇の列をなし、その間、私の所にも、子供から
若い女性、年配の方が寄ってこられ、次々握手や写真撮影、
サインも求められた。

私の尺八人生の中で、こんなこと初めてである。
何か、時代が大きく変わる。尺八も見事に甦るような
予感を感じた日であった。ありがとう大河内淳矢君!

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR





掲載されている画像

    もっと見る

上部へ