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移住生活の勧め 

2014年04月01日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し













人生は、必ずしも思うようになるとは限らない。だから人生は面白いのである。人は皆、それぞれに違った生き方をするものだ。だからこの世の中は楽しいのである。まったく同じはどこにも存在しない。だから楽しいのである。いつも自分が一番と心の中で思っていればいい。それでも、人生は、必ずしも思うようになるとは限らない。
 
高齢者時代になって、人が定年退職またはリタイア後に過ごす方法がいろいろと語られているが、その年齢に達してもなお自分の進路が定まらない人が多いのはなぜだろう。
いや、実はそんなはずはないのである。みんな自分はこうありたいし、こうするのだとちゃんとした考えを持って生きているに違いない。それなのに、多くのメディアが勝手に想像して様々な情報を流しているのだ。・・と、私は思っている。
私はリタイア後、広島から850キロ離れた群馬県にやってきた。これだけ離れていれば、おいそれとは帰れないし、訪ねてくる人もいないだろう。誰一人知らない、一度も来たこともない、しかも冬はマイナス20℃になることもあるという厳寒の地で、うっそうと茂る森の中だ。何もかもゼロからの出発である。「最後は緑いっぱいの自然の中で心豊かに過ごしたい」という妻に引っ張られてやってきたのだが、これが大正解だった。
 
多くの人は自分が生まれ育った場所で一生を過ごす。しらない場所へ移住するなんて考えられない、という人が多いが、実は私たちのように移住生活を楽しんでいる人が意外に多いのである。はっきりした数字を知っているわけではないが、現在、私の周りにそういう人々がたくさんいることは事実だし、私たちよりもずっと若い世代の人も多くいる。
誰も知らない、何も知らないのだから、毎日が新鮮で様々なことに興味がわく。標高1100mは空気が澄んで気持ちいい。空がやけに青く、夜の空に輝く星が大きくはっきりと見える。ぐるりと囲まれた山々は四季を通じて変化し、その風景は飽きることがない。
小鳥たちのさえずり、流れる小川の水音、秋に舞う落ち葉、冬に見るまっすぐに舞い降りる雪等々、心を揺さぶる出来事の連続で、まったく歳を取る暇はない。そうこうするうちにいつの間にか3年、5年と月日は流れ、いつの間にか多くの友人ができてしまった。そして今もなお毎日が新鮮でまだまだ知らないことばかりである。
 
ここにやってきたその日から、私は生まれ変わり、まったく違った二度目の人生を歩んでいる。浅間山に話しかけるなんて想像したこともない。美しい紅葉に感激するとも思っていなかったし、小鳥たちやリスやキツネと話ができるとは、まるで夢のようだ。まるできこりのように毎日薪割りをするときもある。そんなとき、森に響く薪割りの音は、ゴルフのナイスショットに似ている。手ごたえがなくスコーンと抜けたあの感覚を思い出す。
人生は必ずしも思うようになるとは限らないが、これまでの生活を捨て、まったく違った生き方もリタイア後の一つの選択肢に違いない。健康で孤独に耐えられる、あるいは孤独が大好きという人には、この移住生活はお勧めである。人生は一度ではない。一生に二度の人生はとても楽しい。様々な経験を積んだ後に、驚くような知らない世界へ飛び込む人は、きっと想像以上の獲物を獲得するだろう。しかし、人生は、必ずしも思うようになるとは限らない。だから、人生はたのしい、まったく人生は素晴らしい。
4月になった。私は今日から自転車通勤。朝はまだ冷たい。風を切って走るとなお冷たいが、自転車なら流れる水音も、小鳥のさえずりも聞こえる。これからは美しい花が挨拶をしてくれるだろう。
 
 

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