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☆闇を楽しむ・・・(^^♪ 

2014年03月28日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



日本人が好むのは闇夜に近い暗さで、


非常に暗く、


色が分かるか分からないかのギリギリのところ




月明かりだと明る過ぎるし、


星明かりだと完全にモノクロになってしまう




谷崎潤一郎は『陰翳礼賛』で、


蒔絵などについて、


色の見分けがなんとかつくところで


見るからこそ美しい、と紹介しています




日本文化は闇の中でこそ


味わえるのだと思います




以前、お茶を闇の中でいただいた時のこと


これは味覚で飲むものではなく、


五感全てで味わうものなのだと感じました


茶器の肌触り、お茶の香り、湯の沸く音・・・


何か、日の光の下ではしっくりとこなかったものが、


全て腑に落ちるのです





日本の夜は特に明るいといわれています




出来上がった明るい暮らしが、


現代では様々な弊害も生んでいます




昼夜の区別なく、


照明で照らされる生活は、


夜の闇ばかりか、昼の日光さえも


奪ってしまっているのです




暗い闇を避けるのではなく、


明暗のメリハリを大切にして、


闇そのものを楽しんでほしいと思います











   

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