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平成の虚無僧一路の日記

尺八は吹くものに非ず 

2014年03月04日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



『13人の奏者が明かす「和」の管楽器・打楽器の世界』

管楽器の専門誌『PIPERS』で 2008年から2012年にかけて
連載されたインタビュー記事を一冊にまとめたもの。

その中で、目に止まったのは、「笹本武志」のページ。
氏は雅楽の龍笛奏者だが、尺八も吹く。そして正倉院の
古楽器の復元にも努めている。その中で、雅楽でかつて
使われていながら消滅した「雅楽尺八」と「排簫」について。
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「排簫(はいしょう)」は、中南米のパンフルートのような楽器。
長さの違う細い竹管を横に 18本 並べたもの。吹き方は尺八と
同じだが、尺八のように吹いても全く鳴らない。
ビューと息を吹きこんでも全く鳴らない。楽器を鳴らそうと
するとダメ。楽器を鳴らさないように吹く。

どういうことかというと、身体を共鳴体にする。気管から肺に
かけて響かせなければ鳴らない。

「雅楽尺八」もそうで、「音量が小さいので使われなくなった」と
言われるが、決してそうではない。現代の尺八とはちょっと
違った吹き方を会得すると、「遠鳴り」して、篳篥より大きな
音が出る。

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いや、驚きました。私のインタビュー記事と全く同じことを
言ってます。私の記事は、「尺八は吹いたら鳴らない。
吹いちゃダメ。吸う楽器?。そう音を口の中から肺まで
吸い込むようにして響かせる」と。

楽器(竹)を鳴らそうとしても、竹が振動するわけではない。
管の中の空気が振動して音になるのだから、管内を空気が
風のように流れるようではダメ。尺八はフーッと吹くと
息の音(風音)が出て、音が濁り、聞き苦しい。

ということが、私も5、6年ではなく、56年かかって
会得したことです。

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