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映画が一番!

剱岳 点の記録 

2014年03月03日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドキュメンタリー

映画ファンの皆さん、こんにちは〜!

今日の映画紹介は「剱岳‥点の記録」。
BS日テレで3月4日(火)の19:00から放送。
2009年6月に見た時の感想文です。

原作は「八甲田山 死の彷徨」、「富士山頂」、
「武田信玄」等の作品がある新田次郎。

監督は「八甲田山」、「駅 STATION」、
「火宅の人」、「鉄道員(ぽっぽや)」などの
作品を撮り続けてきた名キャメラマン・木村大作。

彼が長年にわたって温めてきた企画を
初めての監督で完成させた作品。

何しろCGや空撮に頼らず、標高3000メートル超、
最低体感温度マイナス40℃の中で、
200日以上をかけて撮影しただけあって、
大自然の中の剱岳の厳しさ、美しさを見ると
その壮大さに感動しますね。

監督が「厳しさの中に美しさがある」との言葉に納得。
明治40年、日本地図最後の空白地点を
目指した男達の記録。

陸軍陸地測量部の柴崎芳太郎(浅野忠信)は、
日本地図最後の空白地点を埋めるため、
”陸軍の威信にかけて、劔岳の初登頂と測量を果たせ”
という厳命を受ける。
またこの山は宗教上の理由から
“死の山”といわれる、禁断の秘境でもあった。

彼は先輩の古田盛作(役所広司)のアドバイスを受け、
案内人・宇治長次郎(香川照之)を
伴い調査の為に山に入ったが、
頂上へのルートを見つけることが出来ずに下山する。

一方、創立間もない日本山岳会の
小島烏水(仲村トオル)らも最新の登山道具を揃え、
劔岳山頂を目指していた。
果たして、柴崎たちは、無事劔岳に登頂し、
地図作りの任務を遂行することができるのか。

山の厳しさと山の男達の友情に感激して
ついつい涙腺が緩みました。

勿論、雪崩に滑落、ガレキの尾根歩き、
吹雪の中の行進、落石等、
見せ場は沢山あり。三角点の意味もよく解りました。

そうか〜、
私が剱岳の頂上に登れたのも先人が道を
作ってくれたからなのだ。
急峻な岩場に鎖があるだけで、
安心して登れますからね。

そうそう、私が登った時にも雷鳥を見かけましたが、
この映画の中でも重要な役割を担っていました。

”日本の心がここにある”
山好きな貴方は勿論、
足が弱くて”ハイキングも行けん!”と言う
あなたもこの映画を見れば、山に感動し、
何故、山に登るのか解ります。

おまけ:
点の記とは、三角点設定の記録で、
一等三角点の記、二等三角点の記、
三等三角点の記の三種類がある。

P.S
木村監督の最新作「春を背負って」が
6月14日に公開予定。
標高3000mの立山連峰を
舞台に描かれる”家族”の物語。
楽しみですね〜!



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何度見てもいいですね。

yinanさん

風香さん、
原作を読まれましたか、
彼の作品は山に関する作品が多いので大好きでした。

SOYOKAZEさん、
明治時代の男はガッツがあります。
なにしろ蓑笠にワラジの装備で高山に挑戦するのですからね。
監督が「これは撮影ではなく『行』である」、
「厳しい中にしか美しさはない」
「誰かが行かなければ道はできない」を
基本方針として撮影しただけはあります。

モ〜リさん
今でも現役で登山されるのですか、羨ましいです。
私は遠い昔、登ったので記憶も定かでありません。

使用するクラシック音楽は
仙台フィルハーモニー管弦楽団による生音での
演奏が使用されたとのこと、
雄大な景色とクラッシクのハーモニーは
これだけでも見る価値はありますね。

2014/03/04 16:39:24

新田次郎作品のファンです

モ〜リさん

剱岳・点の記は見ましたヨ
ダイナミックなカメラワーク、登山隊を超望遠の俯瞰で捕えた映像にバック音楽のビバルディーがピタッとハマって感動しました。
昨年夏には剱岳が撮りたく行きましたが生憎の天気予報で山頂には立てずに残念な思いもしてる剱岳です。

2014/03/03 22:50:32

映画を観ました

さん

感動しました。
俳優さんもスタッフも大変だったと思いましたが、それより、まだ未踏の聖域に慎重に果敢に挑む男たちの姿、特に最後のやり取りはぐっと来ましたね。
役者さんも味があって上手い方が揃ったと思います。

2014/03/03 18:38:16

期待です

さん

3年前、夢中で本で読みました。
原作と、映画の違いをしっかり見たいと思います。

2014/03/03 14:09:26

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