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「改めて。高橋大輔選手、頑張れ!!」 

2014年02月06日 ナビトモブログ記事
テーマ:暮らし

去る2月5日、「高橋大輔選手はソチで燦然と輝く」と題し、次のようなブログ記事を書いた。

 男子フィギュアスケートの出場選手は、日本の3選手を含め、強豪ぞろいだ。中でも、カナダのチャン選手は、世界選手権3連覇中であり、自信満々でソチに乗り込んでくるはずだ。
 
 しかし、私は、日本選手が金メダルを獲得すると思うし、中でも、高橋選手が強いとみる。

 まず、オリンピックという最高の舞台は、想像を絶するプレッシャーの場である。世界選手権やその他の大会との比ではない。
 その点、高橋選手は、3大会連続の五輪出場であり、プレッシャーがどんなものであるのか、プレッシャーとどう向き合えばいいのか、知り尽くしている。

 それに、前回2010年バンクーバー五輪で堂々の銅メダルを獲得している。この自信が大きい。

 次に、昨年12月下旬開催のフィギュアスケート全日本選手権直前での負傷、大会での惨敗と続き、高橋選手は、奈落に落ちかかった。落ちはしなかったけれど、奈落の底は見た。
 奈落の底を見ながら、落ちないで這い上がることができた。その反発力を手にしたことで、高橋選手は、より強くなった。

 全日本選手権のフリー演技後のインタビューで、高橋選手は、語った。

 「自分自身への情けない気持ちと応援してくれた皆さんにパワーを返せなかったことが悔しい」
 
 「僕のスケート人生で一番苦しかった全日本でした。その厳しい壁を乗り越えられなかった自分自身に対して、もっとできるはずの自分がいるという気持ちもあるんですが」

 高橋選手がいかに悔しかったか、それは彼の骨身にしみている。そして、彼は、大観衆が総立ちで、高橋選手を讃えてくれたことも、代表選手名発表時の会場全体のどよめきも、しっかり胸に刻み込んだ。

 高橋選手は、その最後の瞬間、「俺はやる。俺はできる」と確信した。

 それから、技術論を一つ申し上げる。

 全日本選手権で、高橋選手は、4回転ジャンプを合計で3回失敗した。その時、どんなに辛く苦しくても、決して逃げなかった。転んでも立ち上がり、右手から流血しながらも、ジャンプを跳び続けた。

 この経験が大きい。オリンピック出場権をかけての4回転ジャンプへの挑戦と失敗。この3回の失敗は、4回転ジャンプ練習の何千回にも相当する。これで、高橋選手は、4回転ジャンプ成功のポイントを会得した。  

 だから、ソチ五輪では、高橋大輔選手は、ことごとく4回転ジャンプに成功する。

結果、高橋大輔選手はソチで燦然と輝く。

 報道によれば、高橋大輔選手は、ケガから順調に回復し、万全の状態でソチ五輪に臨めそうだ。準備万端整った。

さあ、いけー、高橋大輔選手!! 頑張れ!!


しかし、翌2月6日、とんでもないことが起きてしまった。

 この日、桐朋学園大非常勤講師が、東京都内で会見し、両耳が聞こえない作曲家のゴーストライターを18年間続けてきたことを公表し、世間をあざむいていたことを謝罪した。

 この桐朋学園大非常勤講師と両耳が聞こえない作曲家が18年間続けてきたことは、れっきとした詐欺行為だ。いずれ、詐欺罪で処罰されるし、民事上の詐欺行為として、損害賠償しなければならない。

 彼らは、世間をあざむき、障害を利用し、被爆や震災を食い物にしてきたと言われかねない。
 
 彼らがいかに世間に迷惑をかけたかは、これからの彼らに対する指弾が明らかにしてくれる。

 しかし、私がこの段落の冒頭で書いた「とんでもないこと」とは、そんなことではない。よりによって、高橋大輔選手がソチ五輪のショートプログラムに使う「ヴァイオリンのためのソナチネ」の曲が彼らの汚れた手によるものだそうだ。

 フィギュアスケートに使われる曲は、単なる演奏曲ではない。スケート演技者が演じる世界のストーリーを奏でるものであり、楽曲は、スケート演技者の相棒である。

 スケート演技者は、楽曲の作り手や成り立ちも含め、その妥当性を吟味したうえで、相棒として選ぶ。今の場合、初めから彼らの汚れた手によるものであることを分かっていれば、「ヴァイオリンのためのソナチネ」の曲は、相棒にはなり得ない。

 世間をあざむいてきたことの公表を、なぜ男子フィギュアスケートが終了する2月14日後まで待てなかったのか。世間にさんざん迷惑をかけてきたのだから、せめて高橋大輔選手にだけは迷惑をかけないのが悪人の良心というものだろう。

 桐朋学園大非常勤講師は語る。「このまま私が言わず、高橋選手が五輪で演技された後に事実が発覚した場合、高橋選手はやはり非常に戸惑うのではないでしょうか。さらには、偽りの曲で演技したではないかと、世界中から日本に非難が殺到するかもしれません」。

 これを聴いて思う。こいつは、アホでバカだ。

 「高橋選手が五輪で演技された後に事実が発覚した場合、高橋選手はやはり非常に戸惑う」ことがあったって、構わない。フィギュアスケートの演技は、終了してしまっているのだから。

 そんなことよりも、演技後発覚による戸惑い以上に、演技前発覚による戸惑いの方が大きいし、演技に与える影響が心配になるのだ。

 
 桐朋学園大非常勤講師は更に語る。「さらには、偽りの曲で演技したではないかと、世界中から日本に非難が殺到するかもしれません」。

 こいつは、やはり、アホでバカだ。

 「偽りの曲で演技したではないか」と、「世界中から日本に非難が殺到する」ことはない。高橋選手は、「偽りの曲」であることを知らないのだから。

 その後、高橋選手は、ショートプログラムの曲を変更しないことを正式に発表した。これは、文字通り苦渋の決断である。今、この時点では、変更することは不可能なのだ。

 これを受け、桐朋学園大非常勤講師は語る。「高橋選手があの曲を選んでくださったのは大きな喜び。このような事態にも関わらず、選んでくださると聞き、うれしく思いました」。

 こいつは、どうしようもない、アホでバカだ。

 今まで、ブログ記事を書いた中で、アホでバカだ、の言葉を使ったことはない。しかし、今回は、あんまりだから、思わず口走ってしまった。
 

 それにしても、高橋大輔選手はいろんなことを経験するね。

 しかし、すべてを克服してきた高橋選手だ。貴方なら、今度もまた克服する。

 改めて申し上げる。高橋大輔選手、頑張れ!!

 さあ、いけー、高橋大輔選手!! 頑張れ!!


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このニュースを聞いたとき

リペさん

まず頭の中をよぎったのは「高橋選手のショートプログラムは!?」という事でした。
次の瞬間
なぜこの時期に?
どこかの国の陰謀?
とまで考えてしまいました。

高橋選手がこの曲を選んだのは「一筋の救いの光がみえる、作曲者に共感できた」と言っていたことを思い出しました。

本当にひどい話です。

試練はそれを超えられる人にしか訪れないといいますが、本当にいろいろなことがありますね。

2014/02/07 09:04:32

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