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平成の虚無僧一路の日記
戦後最大の真贋論争 『東日流三郡誌』
2014年01月26日
テーマ:テーマ無し
「東日流」と書いて「つがる」と読ませる。青森県の「津軽」のこと。
『東日流外三郡誌』とは、1970年代に、青森県五所川原市の「和田喜八郎」が、
「自宅を改築中に天井裏から落ちてきた」として公開した古文書。
数千冊にものぼる膨大な文書で、「古代から中世まで、津軽地方には
高度な文明が栄えていた」という内容。
「遮光器土偶」の姿をした「荒覇吐(アラハバキ)」という一族も
登場する。
古代「邪馬台国」についても詳細な記述があり、人々を驚かせた。
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「太古に於いては日本海は湖で、南北の海洋はみな陸で支那、韓土に
続いていた。よって北方から渡って来たものが多い。流鬼国の流鬼族、
日高国の毛奴呂族、東日流の阿曽部族、出羽陸奥国の津保化族、坂東国の
宇津味族、越国の那賀美化族、信州の津耶那族、山城の津止味化族、
因州の伊都毛族、大和の那津味化族、淡津の賀止利族、南海道の狼族、
備州の荒味化族と宇津奴族、筑紫国の猿田族と熊襲族、琉球国の高砂族
があった。これら諸族の人数は二百五十万人で、二百万人は北方渡来民と
云われる。ここから安住の国造りを成したのが耶馬台国の那津味毛族である。
この一族に三人姉妹の霊媒師があらわれ、その名を日神子(ヒミコ)、
地神子(チミコ)、水神子(ミミコ)という。彼女等は大衆に神の
崇拝を説くカミクラヤ(神殿)を築き、耶馬台五畿七道の民はことごとく
寄せ集まった。耶馬台国とは日の本国の称号で、流鬼国、日高国、
日高見国、坂東国、越国、出雲国、信濃国、耶馬台国、南海道国、
筑紫国、高砂国、東日流国のことを云う。
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と、偽書にしては驚くべき想像力と創作力。さらに中世については
源義家に滅ぼされた「安倍貞任」の遺児を祖とする「安東氏」が
支配する「安東国」があり、「十三湊」は、満洲や中国・朝鮮・
欧州・アラビア・東南アジアとの貿易で栄えていた。中国人・
インド人・アラビア人・欧州人などが多数の異人館を営んで
いて、カトリックの教会もあった。
しかし、1340年(南朝:興国元年、北朝:暦応3年)または1341年
(南朝:興国2年、北朝:暦応4年)の大津波によって、十三湊は
壊滅的な被害を受け、安東氏政権は崩壊したという。
「十三湊」は、津軽半島の日本海側ほぼ中央にあり、岩木川の河口に
形成された「十三湖(じゅうさんこ)」の西岸に位置する。平成3年
以降発掘調査が行われ、13世紀初頭から15世紀後半に栄えていた
広大な遺跡群が確認された。
発掘調査によって、中世までかなり栄えていたことが確認された
にもかかわらず、『東日流外三郡誌』は、今日では「偽書」とされる。
「偽書」とする理由は、「原本」が無く、すべて和田氏の筆跡。
用語に現代語がある。紙が明治のものもある。紙を古く見せるために
使用したとみられる「尿」を貯蔵していたなどなど。
次から次と「古文書」出てくるが、和田氏の邸宅は 昭和の建築で、
屋根裏から落ちてくるはずがない。これだけ膨大な史料を隠す
スペースも無かったことが、NHKの取材で明らかにされている。
さて、真贋論争が決着したはずだったが、それから30年を経て、
2006年、寛政時代に書かれたという「原本」が発見され、さらに
新たに『東日流“内”三郡誌』の原本までが出たきた。
どうしてこうも後から後から出てくるのか、まったく、せっせ
せっせと書き続ける人物は何者なのか。小説家よりすごい能力
なのである。
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