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平成の虚無僧一路の日記

泉武夫著 『竹を吹く人々』 

2014年01月17日 外部ブログ記事
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ネットで、泉武夫著『竹を吹く人々』をゲット。
「東北大学出版会・人文社会科学ライブラリー第2巻」
副題は「描かれた尺八奏者の歴史と系譜」

著者の「泉武夫」氏は、1954年宮城県生まれ。
東北大学文学部を卒業し、大阪市立美術館や
京都国立博物館の研究員を経て、現在は「東北
大学・大学院」の教授。専門は「仏画」だが、
琴古流尺八師範。「横山勝也」氏に師事し、
現在は、先代住の「郡川(こおりかわ)直樹」に
師事しているとのこと。

私事だが、「郡川」君は、青森出身。学生時代
よく付き合い、合奏も共にした仲。当時、学生
仲間では彼が一番うまかった。「真山」の竹を
紹介してくれたのも彼。当時は「真山」の竹は
4・5万。といっても大卒の初任給より高かった。
その彼は、今仙台に住み、私と年賀状のやりとり
はしている。

さてさて『竹を吹く人』に収録された図版は51点。
大抵は私も知っている。泉氏が述べているように
「尺八は今や世界に広まり、確実に根を広げている。
しかし、その尺八や虚無僧の歴史については虚実混合。
絵画に描かれた尺八と、それを吹く人の姿は より
実像に近いのではないか」と。

この書では「虚無僧のように求道、修行を目的に
したグループ」と「遊興として吹いたグループ」の
二つの流れがあることを絵によって明確にしている。

「尺八は虚無僧だけに限られていた」とされて
きたが、実際には「若衆」も「無頼の徒」も
「遊女」までもが 遊興に吹いていたと。

虚無僧でも派手な女物の着物を着ている浮世絵は
たくさんある。虚無僧は「男女」の境を越える
ものと認識されていた節もあると私も考えている。

私も、慶応史学科卒として、長年「虚無僧の歴史」
を研究し、史料を集めてきて、やがては集大成
したいと考えていたが、泉氏に先を越されたか。

「尺八と虚無僧」の歴史を語る、もっとも信用の
おける本である。

「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

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