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平成の虚無僧一路の日記

お伊勢参り 

2014年01月19日 外部ブログ記事
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1月18日(土)伊勢に行ってきました。

毎年、正月には「お伊勢さん」に詣でます。
今年は20年に一度の「遷宮」ということで、空前の
「お伊勢参りブーム」とか。さぞかし、押すな押すなの
超満員だろうと、正月三が日をはずして、18日(土)に
なりました。早朝4時に名古屋を発って、6時半に「外宮」
参拝、7時半に「内宮」へ。

はて?思いのほかガラ空きでした。今年は正月が6連休、
先週も「成人式」で3連休あったからでしょうか。

三が日の参拝者も、80万という予想を大きく下回り、
60万だったとのこと。やはり混雑を避けて、4日以降に
分散したのでしょう。

ちなみに、熱田神宮は三が日で、名古屋市の人口を上回る
260万人と いいますから、最高峰の「伊勢神宮」にしては、
意外に少ないのです。

元旦に「熱田神宮」で「垣内参拝」をさせていただいた私。
「伊勢神宮」は「熱田さん」とは、いろいろ異なり、その
ギャップに戸惑います。

「伊勢神宮」は「無い無いづくし」です。
普通の神社にある「狛犬」「鈴」「おみくじ」がありません。
「賽銭箱」も無いのです。お札やお守りには「伊勢神宮」と
書いてありません。それらを入れる紙袋はまっさらで
何も書いてないのです。

そもそも「伊勢神宮」というのは存在しないのです。
我々が勝手に「伊勢神宮」と言っているだけで、正式名称は
ただの「神宮」です。

天皇の祖先「天照大御神」を祭ると言われますが、長い
歴史の中で、歴代の天皇は一度も「伊勢」にお参りした
ことは無かったのです。初めて詣でたのが明治天皇。

さて「賽銭箱」が無い。「投げ銭」は禁止されています。
といっても、そんなこととは 露知らぬ世俗の人は
「投げ銭」をしますので、玉石の上に撒かれては困るので、
白い布を敷いているのだとか。

たしかに神様に向かって「投げ銭」は失礼でしょう。
それより、平安の昔「私幣禁断」と定められ、個人の
お参りは禁止されていたのです。「お参り」というより、
個人が「お願い事」をすることが禁止されているのです。
私も知りませんでしたが、私は、どこの神社でも
「お願い事」はしません。ただ手を合わせるだけです。

それは「吉川英治」の『宮本武蔵』の一節「神仏を信じ、
神仏を頼まず」を読んで、ずっとそのように心がけて
いるのです。

正宮では「国家安泰・平和護持」を祈り、感謝するところで
あって、個人的な「受験合格しますように」「よい縁談が
決まりますように」などという私的なお願いは しては
いけないのです。

「垣内参拝」も「熱田さん」とは大きく異なりました。
「熱田神宮」では、神官の「お払い」を受け、玉串奉奠、
そしてお神酒とお供物をいただけるのですが、「伊勢神宮」では、
「お払い」も無ければ「お供物」も「お神酒」もありません。
ただ神官に誘導されて、垣の内にはいり、自分で「2礼
2拍手1礼」して終わり。

垣の内に入れていただくには、「1,000円以上の寄付」で
良いのですが、カジュアルな服装ではダメです。正式には
モーニングですが、せいぜい黒の略礼服に白ネクタイ着用
ですから、否が応でも、厳粛な気持ちになります。

やはり格式でしょうか。伊勢は別格です。

「何事のおはしますかは
しらねども かたじけなさに なみだこぼるる」(西行法師)

ほんとに、何も無いからこそ「無心」に帰り、清清しい
気持ちになれるところです。


追記

実は、お願い事やお払いを受けたいときは、手前の「神楽殿」で
できます。初穂料は 1万円〜60万円。神楽を演じていただけます。
納めた金額で「神楽」の演目が違うようです。

以前、手前の能楽堂で「奉納演奏」をさせていただいた時は
「10万円」で、私は紋付袴に羽織着用でした。神主の祝詞も、
お巫女さんの舞も、それはそれは別格で、異次元の世界。
ありがたさに涙こぼれましたです。

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