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平成の虚無僧一路の日記

禅宗の坊さんは 皆、尺八を吹くの? 

2014年01月06日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



『邦楽ジャーナル』2013年11月号に「ヨーロッパの
尺八フェスティバルに参加した外国人の尺八家40人に
聞いたアンケート」が載っていました。

「どこで尺八を知りましたか」という問いに「禅仏教を通じて」
「尺八の何を気に入りましたか」には「竹の感触」「本曲の音」
「地無しが好き」「日本の文化の音」と。
そして「日本に行きたい、禅寺を見たい。尺八を吹いている寺を
みたい。尺八の仏教的な歴史を習いたい」と希望の声が続きます。

外国人の多くが、日本に行って禅寺を訪ねれば、虚無僧が
たくさんいて、禅宗の坊さんは みな尺八を吹いている」と
思っているようです。

ロシアでもそのように聞かれました。「尺八と禅宗とは
本来無関係」と云うと、みなガッカリしていました。
「インターネットで、お寺の前で虚無僧たちが尺八を
吹いている映像を見たが、あれは違うのか」とも。

それで、半日「虚無僧の歴史」について私の持論を展開
することに。

まずは「仏教」について「釈迦の誕生から、中国を経て
日本に入ってきた経緯。そして日本では「仏教」と云っても
「密教系」「禅宗系」「念仏系(浄土宗、浄土真宗他)」
そして「日蓮宗系」に別れ、それぞれ全く違う宗旨を
唱えていること。そして「虚無僧」はそれら伝統的な
仏教とは全く違う次元で発生したものであること。

そしてまた「海童道」は、伝統的な「虚無僧」とも
全く違う次元で「道祖」が創造した世界であること。

ですから「虚無僧本山」の看板を掲げている「京都の
東福寺」や「紀州由良の興国寺」に行っても、虚無僧は
居ないし、まして「道曲を教えてくれる人も」日本では稀。

こう説明しながら、私としても淋しくなりました。
外国人が「これぞ日本の文化、日本人の魂(心)」と
まで信じてくれている「海童道」が、日本では全く
知られていないこと。日本人の多くが無関心であることに
むしろ恥ずかしくもなりました。



「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

「一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

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