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「消費税増税への挑戦」 

2013年12月22日 ナビトモブログ記事
テーマ:暮らし

 来年、2014年の4月1日から消費税率が現行の5%から8%に引き上げられる。その後、2015年10月1日からは10%への引上げが予定されている。

 都合、消費税率は5%分の引上げがなされるわけで、仮に1か月分の消費税の課税対象支出額が10万円とすれば、1か月分の消費税率5%引上げ額は、5千円となる。月額5千円の出費増は、とりわけ、収入に限りがあるシニアには、厳しい。

 そこで、シニアのテーマは、いかに消費税の税抜きベースでの消費額を5%引き下げて、消費税率5%引上げ額を飲み込むかになる。
 消費の質は落とさないで、価格をいかに引き下げるか。となれば、買い物であれば、同じ物を従来よりも5%安く買わなければならない。

 普段の買い物では、5%以上安い店や日に買うことだ。

 その次には、ネットが活躍することになる。物を購入する際に、ネットでの価格比較を徹底させて、5%以上安く買うことだ。
 
 ネット以外でもネット上でも、買い物時に、現金として使えるポイントを稼ぐことも大事になる。

 そして、実質的に5%以上安く買う結果となれるような情報の収集や知識の習得にも感度良くならなければならない。

 このブログを書いているシニアブロガーは、頭をフル回転させながら、「消費税増税への挑戦」を進めていくことにしている。


 人間が生きていくうえで不可欠な生産物を生み出す農業は、どんな種類であれ、膨大な手間暇がかかる。
 出来秋を過ぎて冬を迎える頃に店頭に並ぶ真っ赤なりんご。私たちは、何気なしに真っ赤なりんごを食し、その美味しさを味わうが、りんご生産にも大変な手間暇がかかっている。

 北国が春を迎えると、5月に淡雪みたいにりんごの花が一斉に咲き誇る。花が終わった後、梅雨の頃には、りんごの木々に無数の小さな実がなり始める。

 りんごが小さな実をつけた段階で行われるのが「摘果」の作業だ。これは、たくさんなった実を選別して数を減らし、実の一つ一つに十分な栄養が行き届くようにする作業である。りんごは、少数精鋭で育てられるのだ。

 摘果によって選別されて枝に残った実は、夏の陽射しを受け、秋の収穫に向けてどんどん大きく育っていく。
 秋になり、実が赤くなり始める頃に行われるのが「葉摘み」の作業だ。実の周囲に繁る葉を摘むと、坊主頭然とした実全体に日光が当たるようになり、実の表面がムラなく赤く色づくようになる。真っ赤なりんごの誕生だ。

 こうした「葉摘み」の作業を行わなければ、りんごはどうなるか。「葉摘み」の作業を行わないから、「葉取らずりんご」と呼ばれる。「葉取らずりんご」は、実の周囲に葉が繁る自然の状態で実を熟させることになる。その結果は、りんごの表面に葉の影や色のムラが残る。

 「葉取らずりんご」でないりんご、つまり通常目にするりんご、これを便宜上「葉取りりんご」と呼ぶことにする。

 「葉取りりんご」は、真っ赤なりんごであり、美味しい。これに対し、「葉取らずりんご」は、りんごの表面に葉影や色ムラがある。見た目では、色ムラがなく真っ赤に色づいた「葉取りりんご」の方がより美味しそうに見える。

 しかし、実(み)はではなく、実(じつ)は、見た目では見劣りする「葉取らずりんご」の方がより美味しい。

 外見上は劣る「葉取らずりんご」が中身の味では「葉取りりんご」に勝るのだ。

 なぜ? それには、深い理由というか、当然な科学的根拠がある。

 りんごでは、葉で作られた養分(でんぷん)が実に運ばれ、蓄積されて糖になり、それがりんごの甘さになる。りんごの葉は、甘味製造工場の役目を果たしているので、葉を摘み取れば、その分だけ、光合成が少なくなり、りんごの養分を低下させ、糖度が下がってしまう。

 「葉取りりんご」よりも「葉取らずりんご」の方が糖度が高いのことは、科学的に実証済みである。

 りんごの美味しさの象徴としては、りんごの実を割ったときに、中に蜜(みつ)が入っていることが挙げられるが、「葉取らずりんご」の方が糖度が高いだけでなく、蜜(みつ)が入りやすいことも青森県りんご試験場の研究で実証されている。

 「葉取らずりんご」の味が驚くほどに美味しいのは、太陽の光をたっぷり浴びた葉が作り出す養分を十分に蓄えているからであり、当然といえば当然である。

 以上をまとめれば、真っ赤なりんごである「葉取りりんご」は、美味しい。しかし、葉影や色ムラがあり、見た目では見劣りする「葉取らずりんご」の方が、もっと美味しい。


 「葉取らずりんご」の方が糖度が高く、蜜(みつ)が入りやすく、より美味しいにもかかわらず、消費者のほとんどは、このことを知らない。

 したがって、「葉取りりんご」と「葉取らずりんご」が並んで売られている場合、消費者には、見た目では、色ムラがなく真っ赤に色づいた「葉取りりんご」の方が美味しそうに見えるから、「葉取りりんご」の方を買う。

 売れるのが多い方が少ない方よりも、値段は高くなる。で、「葉取らずりんご」の方が「葉取りりんご」よりも安い。

 見た目上で売れる売れないのほかに、「葉取らずりんご」の方が安い理由がある。りんご栽培作業全体に占める「葉摘み」作業の労力割合は、約2割にもなるから、「葉摘み」作業をなくすれば、りんご農家にとってメリットとなり、りんごの値段が下がることにもつながるのだ。

 結局、「葉取らずりんご」の方が糖度が高く、蜜(みつ)が入りやすく、美味しいうえに、値段が安い。

 一体、値段はどれくらい安いのか。消費税増税対策として、実質的に5%以上安く買うことをテーマとするシニアブロガーは、調べた。ネットで調べたが、具体的な値段の違いは、なかなかヒットしない。

 津軽は、日本一のりんごの産地だ。津軽平野に一つだけそびえ立つ岩木山(いわきさん)。津軽の人々は、畏敬の念を込めてお岩木山(おいわきやま)と呼ぶ。岩木山の麓には、りんご園地が広がっている。

 これもヒントの一つになった。このほか、ネットで調べたいくつかのピースをつなぎ合わせながら、たどっていった。そうしたら、ついに分かった。

 ネットで、「岩木山特選りんご 葉とらずりんご」を検索キーワードにして、検索をかけたら、ある 通販サイトがヒットした。

 その結果は、りんごの品種がサンふじ、kg数が5kg・18個前後の場合で、いずれも送料込みで、「葉取りりんご」である岩木山特選りんご【特選】が3,800円、「葉取らずりんご」は、ずばり、葉とらずりんご【上糖度】が 3,400円である。

 つまり、「葉取らずりんご」の方が、400円、率にして 11%安い。

 くだんのシニアプロガーは、今度からは、「葉取りりんご」ではなく、「葉取らずりんご」を買うことにする。だって、見た目で見劣りするだけで、糖度が高く、蜜(みつ)が入りやすく、美味しいうえに、値段が11%も安いんだもの。

 「人間は見た目じゃないよ心だよ」。「りんごは見た目じゃないよ葉取らずりんごだよ」。
 


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葉とらず

さん

甘いのですか。
でも店では見かけませんよね。
蜜いり りんごは切った時、オオーッとなりますね。
隣町に果樹園農家がありますが縮小傾向です。

余談ですが、ねぶた祭りの写真、懐かしいです。
8年前青森県庁の交差点でターンするところ見ました。
迫力ありましたよ。

2013/12/23 15:47:43

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