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「そんな馬鹿な! JR北海道」 

2013年11月21日 ナビトモブログ記事
テーマ:暮らし

 今年も残すところ第4四半期のみとなったところで、日本列島では、俄然、偽装のマグマが噴出しだしている。

 日本全国各地のホテル、デパート、レストランなどにおける食品偽装の発覚。

 ネットの楽天市場における日本一セールに絡む価格偽装の発覚。

 JR北海道における安全安心対策をないがしろにする偽装の発覚。

 偽装とは、事実とは異なるのに、あたかもそれが本当であるかのように偽ることをいう。偽装は、もちろんどれもこれもあくどいが、安全安心対策をないがしろにする偽装ほどあくどいものはない。人の生命がかかっているものを偽装するのは、明らかに犯罪行為だ。


 去る11月12日、JR北海道は、安全安心対策をないがしろにする偽装があることを認めた。

同日の北海道新聞の配信ニュースによれば、JR北海道の一連の不祥事をめぐって行われた国土交通省による9月下旬の特別保安監査の直前に、函館管理室管内でレール幅などの検査データが意図的に改ざんされていたという。

 また、翌、11月13日付けの朝日新聞デジタルの配信ニュースは、次のように伝えている。

JR北海道がレールを検査した数値を改ざんしていたとされる問題で、国土交通省が同社や経営陣、社員の刑事告発を検討していることが12日わかった。改ざんが組織的だった場合、鉄道事業法違反(虚偽報告)にあたる可能性が高いという。

 同社は12日、函館保線管理室で、原本の数値と、データベース化された数値との違いが複数の地点で見つかったと正式に発表した。一部の社員が内部調査に対し、数値を変えたことを認めたという。同社は「世間一般で言えば改ざんになる」と説明した。

この配信ニュースにおける「世間一般で言えば改ざんになる」とのJR北海道の説明は、重大な問題をはらんでいる。

 そもそも「改ざん」ってなんだ? ネットで調べてみた。

 改ざんとは、「文書などの字句を直すこと。特に、悪用するために、勝手に直すこと」を指す。

 もっと詳しく説明しているものもある。それによれば、改ざんとは、「文書、記録等の全部又は一部が、故意もしくは過失により、本来なされるべきでない時期に、本来なされるべきでない形式、内容に変更されることをいう。 悪意の有無を問わない」とある。

 要するに、「改ざん」かどうかは、常識的に分かることであって、「世間一般で言えば改ざんになる」という具合に、「世間一般で言えば」との前提をつけること自体がおかしい。
 こうした前提をつけるのは、JR北海道の尺度に照らせば、「改ざん」ではないが、「世間一般で言えば改ざんになる」とでも言いたいのだろうか。

 そんな馬鹿な! 普通は、そんな馬鹿なことはない。しかし、JR北海道に限っては、残念ながら、そんな馬鹿なことがあり得る。

 JR北海道絡みの不祥事については、ここ2、3年で随分見聞きする。一体全体どれくらいの件数があるのだろう。これについても、ネットで調べてみた。

 そうしたら、「JR北海道運行に関わる不祥事・事故まとめ - Yahoo!知恵袋」というのがヒットした。それによれば、JR北海道絡みの不祥事・事故は、2011.5.27の(列車脱線、列車火災)に始まって、2013.10.2 の(関連会社下請企業社員逮捕)まで、2年5か月の間に35件ある。毎月、1.2件の不祥事・事故が起きていることになる。

 本来、乗客の生命を預かり、安全の上にも安全に気をつけなければならない鉄道事業者にあるまじき不祥事・事故件数と言わざるを得ない。

 JR北海道では、安全安心対策をないがしろにする行為が平気で行われているのではないか。そんな馬鹿な! と思うことがいとも普通に行われているとしたら、恐ろしいことだ。


 人の生命がかかっている安全安心対策をないがしろにする偽装は、明らかに犯罪行為だ。
 それと、JR北海道における一連の不祥事・事故を見せつけられると、世間の常識からすれば、換言するに、JR北海道お得意の「世間一般で言えば」、JR北海道の組織は、狂っている、ないしは腐っていると言いたくなる。

 おそらく、自然体では、JR北海道の自浄作用は働かないほどに、組織は、硬直化し、非常識化してしまっているように見える。

 JR北海道の安全安心対策をないがしろにする行為がこのまま放置されることによって、人身事故が起きたらどうするのだ。取り返しのつかないことが起きる前に、手を打たなければならない。

 「国土交通省が同社や経営陣、社員の刑事告発を検討している」などという悠長なことをしている場合ではない。明らかに犯罪行為が行われているのだから、即刻、刑事告発をして、犯罪捜査をさてもらいたい。

 また、北海道警察本部は、何をしているのだろう。北海道民や旅行客の生命を守るには、犯罪行為を直ちに止めさせなければならない。そのために、手っ取り早いのは、犯罪捜査に着手することだ。
 何の容疑で犯罪捜査に着手するの? あれだけの件数の不祥事・事故があるのだから、それに照らして六法全書を手繰ればいい。刑事罰に相当する事案は、きっとある。

 さあ、善は急げだ。




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