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「世界食糧危機の突破策」 

2013年11月17日 ナビトモブログ記事
テーマ:暮らし

世界人口は、爆発的に増えている。
 

 1900年に20億人であった世界人口は、1999年には60億人に達し、2011年には70億人を突破した。たった、12年で10億人増えた勘定だ。 
 そして、国連が予測した2050年の世界人口は、91億人である。

 世界人口の爆発的増加は、様々な問題をもたらすが、第一の問題は、世界食糧危機だ。いくら今後の40年でとは言え、更に20億人も人口が増えれば、今でも食糧不足の国があることに照らせば、世界食糧危機がやってくるだろう。

 ネットで検索したら、朝日新聞のニュースサイトでの2013年5月16日付けの次の記事がヒットした。
 食糧危機克服へ「虫を食べよう」 国連専門機関が報告

 以下、この記事を参照して書かせていただく。

 国連食糧農業機関(FAO、本部ローマ)は、報告書をまとめ、世界人口の爆発的増加による世界食糧危機を克服するための一手として、「昆虫食」を挙げた。

 報告書は、昆虫をたんぱく質や脂肪、ビタミン、食物繊維などが豊富で、健康的な食用資源と高く評価した。
 アジアやアフリカなど、世界では、20億人以上が昆虫を食べており、1900種以上が食用とされている。内訳は、カブトムシなどの甲虫(こうちゅう)が31%、イモムシが18%、アリやハチが14%、バッタやコオロギが13%などだ。

 この中で今までに人が食べれる例として耳にしたのは、ハチとバッタというかイナゴだけだ。カブトムシ、イモムシ、アリ、コオロギを食すなんて聞くと、抵抗力がないから、気持ち悪くなる。

 しかし、現在、世界で、アジアやアフリカを中心として、20億人以上が昆虫を食べているという事実は、説得力がある。

 報告書は、牛、豚、鶏などの家畜を育てる畜産業ならぬ昆虫を育てる「畜虫業」の可能性に言及している。
昆虫1kgを得るには平均で2kgのえさで済み、1kgの牛肉を得るのに必要なえさ8kgに対し、4分の1で済むという。
また、畜産業には広い土地が欠かせないが、「畜虫業」は、小さな昆虫が相手だけに小規模で営めるので、新興国の貧困層にとっては、食糧不足解消と家計収入獲得の一石二鳥になるとみている。

 報告書は課題として、昆虫食の文化がない西洋各国などでの「抵抗感」を打ち消す広報や教育の必要性を挙げている。

  
 佃煮は、日本の伝統食である。産物を砂糖と醤油で甘辛く煮付けて作る。シソやゴマなどを加えることもある。ご飯と一緒に食べると美味しい。
 佃煮にする産物は、ワカサギ、小女子等の小魚、アサリ等の貝類、昆布等の海藻類が一般的だ。

 一般的ではないが、山地では、イナゴ、蜂の子、ゲンゴロウ、ざざむし等の昆虫の佃煮もある。
 イナゴの佃煮は、一般的な佃煮と同じく甘辛く、わずかに緑茶の茶葉のような爽やかな風味もあり、歯ごたえは小エビに似ているという。

 しかし、今、一般的な佃煮と一般的ではない佃煮という具合に区分したが、一般的な佃煮として挙げられるのは、海産物である。海産物が獲れない山地では、佃煮は、川魚か昆虫で作るしかない。
 したがって、一般的なと一般的ではないとの区分は撤回して、単に、佃煮と称することにする。

 私は海辺に住む人間だから、イナゴ等の昆虫の佃煮は食べたことがない。で、イナゴ等の昆虫の佃煮を想像すると、勝手ながら、気持ちが良くない。

 しかし、山形県の内陸部、福島県の山間部、群馬県、長野県などでよく食されるというイナゴ等の昆虫の佃煮は、相当美味なのかもしれない。


 食わず嫌いという言葉がある。 食べたことがなく、味もわからないのに嫌いだと決め込むことだが、「昆虫食」にも当てはまるだろう。
 食わず嫌いは良くない。「昆虫食」が世界人口の爆発的増加による世界食糧危機を克服するための一手になるなら、なおさらだ。

 国連食糧農業機関の報告書は、「昆虫をたんぱく質や脂肪、ビタミン、食物繊維などが豊富で、健康的な食用資源」と高く評価しているではないか。

 考えてみれば、魚、貝類、海藻類も昆虫も家畜も生命だ。人間は、これらの生命のおかげで生きていける。

 「昆虫食」が美味しければそれでいいし、まずければ美味しくすればいい。

 「安全安心でおいしい」日本食は、世界に冠たるものである。昆虫の佃煮をはじめとする日本食は、「昆虫食」が世界食糧危機を克服するための一手になるに際して、大いに貢献できるはずだし、そこには大いなるビジネスチャンスもあるだろう。




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