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「運命の日本シリーズ最終決戦、神様の裁定」 

2013年11月03日 ナビトモブログ記事
テーマ:人生

 今日は11月3日、日本シリーズ第7戦の開始直前に、このブログ記事を書き始める。

 2013年の日本シリーズは、日本プロ野球界で最も歴史が古い巨人と最も歴史が浅い楽天という異色の対戦となっている。

 セリーグ覇者の巨人は、2年連続34度目の日本シリーズ出場であり、22回日本一になっている。対する楽天は、創設9年目にしてパリーグ初優勝で、日本シリーズ初出場ときている。しょっぱなにこれを見た瞬間、客観的には、経験豊かな巨人が制するだろうと思いがちだ。

が、そうはいかないもので、楽天が巨人に3勝2敗と王手をかけ、日本シリーズ第6戦が11月2日にKスタ宮城で行われた。

巨人の菅野投手に対し、楽天は田中将大投手が登板だ。4回裏を終わって、楽天が2-0とリードした時点で、楽天の日本一はもらったとの思いが走った。なにせ、絶対的エースの田中将大投手が投げて、2点差でリードしているのだから。

 しかし、結果は、楽天2-4巨人で、3勝3敗のタイとなり、巨人が逆王手をかけた。

 田中将大投手は、160球で完投するも、昨シーズンから続く連勝は、30連勝で止まってしまったのである。

 やはり、勝負の世界は簡単にはいかないものだ。

 楽天が巨人に3勝2敗と王手をかけ、絶対的エースの田中将大投手が投げて、2点差でリードの状況下では、楽天の日本一と決めつけた。それが、巨人が3勝3敗と逆王手をかけてしまうと、やはり巨人の日本一かとの思いがよぎる。


 今、運命のラストゲーム、日本シリーズ第7戦が行われる直前まで、あれやこれや考えた。
考えてもどうなるものではないと思いつつも、「楽天には、東北楽天ゴールデンイーグルスが優勝して日本一になってね、と応援し、巨人には、今回は、優勝しなくていいから、ほどほどに頑張ってね、と応援する」者としては、つい考えてしまうのだ。

 巨人が優勝すれば、23回目の日本一であり、これ自体大変な記録である。そして、それ以上に価値があるのは、あの巨人全盛期のV9以来40年ぶりの日本シリーズ連覇の達成である。
 昨年までで、巨人監督の原「若大将」は、5回のセリーグ優勝を成し遂げ、うち3回は日本一に輝いているが、なんとしても、40年ぶりの日本シリーズ連覇を達成したいだろう。

 楽天が優勝すれば、創設9年目にして初の日本一である。
 楽天監督の星野「仙さん」は、中日で2回、阪神で1回のセリーグ優勝を果しているものの、日本シリーズでは敗れ、日本一になった経験がない。だから、なんとしても、星野「仙さん」は初の日本一になりたいだろうし、星野「仙さん」を日本一にならせてあげたい。

 結局は、原「若大将」と星野「仙さん」の、そして両者を取り巻く選手、ファンや関係者たちのもろもろの日本一にかける思いがどう絡み合い、それを野球の神様がどう裁定なさるかということだろう。

 それは、そうだろうことは分かる。分かったうえで申し上げたい。

 東日本大震災の発生から2年半以上が経過した今、被災地をはじめとする東北各県民は、こぞって東北楽天ゴールデンイーグルスの日本一を渇望している。東日本大震災からの復興に弾みをつけるためにも、楽天の日本一がほしい。

 それと、楽天監督の星野「仙さん」、66歳。この先、日本一になるチャンスが再び訪れることがあるかどうか。だから、今がまさに千載一遇のチャンスなのだ。

 日本一になることは簡単にできることでない、ましてや日本シリーズ初出場での日本一なんて、というご批判を甘受しつつ、以上、二つの理由から、なんとか星野「仙さん」の日本一をお願いしたい。

 ついでに、申し上げれば、巨人監督の原「若大将」、55歳。今でなくても、この先、日本シリーズ連覇は達成できる。

 先日、日本シリーズの真っ最中に93歳で逝去された、「打撃の神様」で巨人全盛期のV9達成監督の川上哲治さんは、原「若大将」とはもちろん、星野「仙さん」とも親交があり、ゆえに、どちらも頑張れと応援していたという。

 星野「仙さん」と原「若大将」の日本一をかけた最終決戦。さあ、どうなるだろう。

 たった今、運命の一戦が始まった。


 そして、3時間半後、野球の神様の裁定が下された。

 東北楽天ゴールデンイーグルスが3-0で巨人を下し、初の日本一に輝いた。星野「仙さん」にとっては、選手時代、監督時代を通じて初めての日本一だ。

 日本一決定の瞬間、マウンドで吼えたのは、田中将大投手だった。
 前日に、160球で完投するも、敗れてしまった田中将大投手。160球も投げた翌日の9回表に苦しみながらも投げ、スリーアウトを取り、「胴上げ投手」になるなんて。「神様、仏様、稲尾様」を超えるという伝説を作った田中将大投手でなければできない仕事だ。

 おめでとう、そしてありがとう、東北楽天ゴールデンイーグルス!

 最後に、野球の神様に深甚なる感謝を申し上げ、筆を置くこととする。


 
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