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いじめは死語に! 

2013年09月26日 ナビトモブログ記事
テーマ:人生

 いじめが社会問題化し始めたのは、いつ頃からだろうか。

 昭和の時代を振り返っても、いじめが原因で自殺したとかのニュースを目にすることはほとんどなかったように記憶している。だから、いじめが社会問題化し始めたのは、おそらく、昭和が終わる頃、昭和60年頃から以降のことだろう。

 昭和50年頃生まれまでの日本人は、弱い者いじめはしなかった。弱い者いじめをしようとする者がいれば、周囲のみんながそれを止めさせた。みんなが弱い者をかばったのだ。そういう風潮が色濃い時代だった。
 もちろん、がき大将はいた。しかし、その頃のがき大将は、弱い者いじめなんてセコイことはしない。
 
 昭和が終わりを告げる頃、昭和60年頃から以降、いじめが社会問題化し始めた。そして、残念なことに、平成に入ってから今日まで、いじめは、いろいろに拡大し、深刻化する一方である。

 みんなが弱い者をかばった日本人。その日本人は、どこに行ってしまったのだろう。


 昭和の世までを雄雄しく生きて歴史に消えていった日本人と今の平成の世を生きる日本人を比べれば、あたかも人種が変わってしまったかのようだ。

 みんなが弱い者をかばった日本人、その日本人が単にいなくなってしまったにとどまらない。
 平気で、弱い者いじめをする日本人。自分と考えが合わない人がいれば、平気で、その人を排斥する日本人。そうした日本人が平成に入ってから増えてきている。

 そして、最近では、集団で人をいじめ、排斥し、差別するようなデモ隊まで現れているのだという。

 東京の新大久保や大阪の鶴橋など在日の韓国人や朝鮮人が多く住む地域で、ヘイトスピーチ(憎悪表現)デモと呼ばれるデモが頻繁に行われているそうだ。

 「朝鮮人を殺せ」とか、「ガス室にたたき込め」とか、「日本から出て行け」といったシュプレヒコールを挙げながら、罵倒や挑発の言葉で、差別感情をあおり立てている。

 なぜ、日本人がこんなひどいことをするのだろう。韓国や北朝鮮には悪いが、韓国や北朝鮮の人々が「日本人を殺せ」とか、「ガス室にたたき込め」とか、「韓国から出て行け」といったシュプレヒコールを挙げながら、罵倒や挑発の言葉で、差別感情をあおり立てているというのなら、やりかねないなと思う。

 しかし、日本人はそんなことはしない、と普通にずうっとそう思ってきた。それが日本人だ。

 日本と韓国との間でも、外交関係は、今、戦後最悪の状況にある。両国の政治体制が変わり、それぞれ新しい首脳が就任してから半年以上が経過しているのに、まだ一回も首脳会談が開かれていない。大変、残念で、不幸な状況といわざるを得ない。

 しかし、だからと言って、在日の韓国人に、逆に言えば、在韓の日本人に、それぞれ何の罪もない。

 東京の新大久保や大阪の鶴橋などに住む韓国人や朝鮮人だって、そこに住む日本人だって、同じ人間だ。どちらかに優劣があるというものではない。
 同じ地域に住む人間同士、仲良くしようや。同じ人間だもの。

 ヘイトスピーチ(憎悪表現)デモを行っている人々は、いやそうじゃない、同じ人間ではない、と言うのだろうか。

 そう言われれば、こちらも反論するしかない。同じ人間だよ。キムチは美味しいし、ビビンバ、冷麺、焼肉、テグタン、みんな美味しいよ。眞露の焼酎も、マッカリの濁酒だって、絶妙だよ。
 新大久保周辺の韓国料理屋でオモニと話しをしながら、飲んでみなよ。最高だぜ。

 しかし、世の中、幸いなるかなだ。

 ここにきて、在日の韓国人や朝鮮人に対して激しく差別表現を浴びせるデモだけでなく、それを阻止しようとする行動やデモも活発化してきたのだ。

 去る9月22日、差別撤廃を訴えるデモ行進、「差別撤廃 東京大行進」が新宿で行われた。

 それは、ヘイトスピーチ(憎悪表現)をはじめ、人種、国籍などあらゆる差別に反対するデモで、約2,000人が「差別をやめよう 一緒に生きよう」とシュプレヒコールを挙げながら、新宿駅周辺や新大久保などを約4キロを練って歩いたという。

 日本人として、当然のことだ。それが日本人だ。


 7年後の2020年、東京でオリンピックが開催される。1964年、昭和39年の東京オリンピック以来、56年ぶりで二度目のオリンピックだ。
 
 昭和39年の東京オリンピックは、昭和の世を雄雄しく生きて歴史に消えていった日本人が開催したオリンピックだ。
 アジア地域で初めて開催されたオリンピックでもある。
 その東京オリンピックは、世界中から高評価を受け、何よりも日本人が尊敬を集めた。

 そして、その後の一時期、世界から、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」、「日本がナンバーワン」ともてはやされもした日本。

 それに対し、今はどうだ。

 平成に入ってすぐ、バブルが崩壊し、「失われた20年」を経なければならなかった日本。この間、政治の無策のゆえに没落してしまった日本。

 国の没落と歩調を合わせるかのように、レベルが落ちてしまったのが平成に入ってからの日本人だ。
 平気で、弱い者いじめをし、自分と考えが合わない人がいれば、平気で、その人を排斥する日本人が増えてしまっている。

 こんなんじゃダメだ。

 次の東京オリンピックは、金をかければ、世界中から高評価を受けることはできるだろう。問題は、日本人のあり方だ。

 56年前の日本人のように尊敬を集めることは無理だけれども、せめて彼らの半分でも尊敬されるような日本人になろうや。

 その手始めに、いじめは死語にしよう。

 それが、彼らが営々として築き上げてきた栄誉も誇りも財産も台無しにしてしまっている今の日本人として、せめてもの罪滅ぼしというものだろう。

 今、ふと、2か月以上も前に「大人げない人」と題して川柳を詠み、投稿したところ、結構な反響を呼んだことを思い出した。末尾にこれを掲げ、筆を置くこととする。

 大人げない人

 やめようや
 幼稚なことは
 シニアだろ



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難しい問題と思います?

さん

韓国へのヘイトスピーチは特に竹島に韓国前大統領が上陸したこと、テレビ局による韓流のゴリ押しがきっかけで某テレビ局前をデモをし、そのあたりから特にひどくなってきたと思います。韓国は猛烈な格差社会です。人々の不満の高まりの矛先を日本に向けていると思うこともあります。また、最近の歴史の捏造や起源説捏造は度を越していると思います。父が30年以上前にお土産として韓国人に頼まれたので日本の鉛筆を持って行き、それを学校に持って行ったその家の子供は先生にクラス皆の前で怒られたそうです。反日教育と同時に、嫉妬、羨望もありこのような状況だったそうです。それでも、何人にも頼まれては日本の有名化粧品などを大量に持って行っていました。

2013/09/27 09:31:34

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