「日本人」

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2013年08月14日ナビトモブログ記事
テーマ：人生

　戦後68年が経とうとしている。ついこの間、戦後50年と言った気がするが、それからもう18年も経つのか。

この間、乙女子はおばちゃんになり、あんさまはおじちゃんになってしまった。押し出されて、おばちゃんやおじちゃんはシニアとなり、たわいもないことをブログに書くなんてことが大流行りだ。

　今のシニアは、「日記を書く」という表現は使わない。「ブログを書く」と言う。ブログと日記の違いは、ウェブに公開するかどうかだろう。かくて、今や猫も杓子もブログを書く。
　
　ネットを見よ。ブログのオンパレードだ。アップルがアメリカで「iPhone（アイフォーン）」の発売を開始したのが2007年だそうだから、こうしたブログ大流行りの時代になったのは、おそらくここ数年のことだろう。

　ことほどさように、戦後の世の中は大きく変貌した。

　敗戦後の焼け跡から這い上がり、立ち上がった日本。

　昭和の時代、アジア初の東京オリンピックを成功させ、世界に通用する日本語である「新幹線(shinkansen)」を全国に張り巡らせ、高度成長の途をひた走った日本。

　昭和の一時期、世界から、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」、「日本がナンバーワン」ともてはやされた日本。

　しかし、平成に入ってすぐ、バブルが崩壊し、「失われた20年」を経なければならなかった日本。
　　
　この間、政治の無策、愚策のゆえに没落してしまった日本。

　悲しいことだ。
　　　
　
　私は、五七人、つまり五七びとだ。五七人は、私の造語である。
　
　私にとって、俳句、川柳、短歌、五行歌を作り、はては十行歌や自由詩を作るのは、みんな一緒だ。
　これらを五音からなる言葉と七音からなる言葉で綴るからだ。
　五音あるいは七音からなる言葉は、綺麗な日本語、美しい日本語であり、五七五の音はリズムがいい。

　
　　　
　そして、五七人は、嬉しい時、悲しい時、喜びの時、辛い時など、折に触れて五音からなる言葉と七音からなる言葉で綴る。

　そこで、初の自由詩に挑戦し、戦後の68年間を詠んでみた。

　初の自由詩　「日本人」

1　戦争に負け金もなく

食べ物もなくやせ細り

ふかし芋食い　麦飯食った

日本人

かの人たちは　今いずこ

2 人の真似をし懸命に　

汗水たらし物にした

欧米に勝ちおのれに勝った

日本人　

かの人たちは　今いずこ

3　自給ができず輸入して

　食べ物余し激太り　

　牛肉を食い　銀シャリ食らう

　日本人　

　その人たちは　今ここに

4 人真似もせず追い越され

冷や汗たらし弁解し

外国に負けおのれに負けた

日本人

その人たちは　今ここに

　

　しかし、しかしだ。日本は、日本人は、必ず復活する。

　世界の人々から「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と呼ばれる日がくる。いつかきっと。

　私たち日本人は、おのれを信じ、頑張っていかなけれればならない。たとえ、行く途が遠い途だとしても。昭和の先人を見習いながら、いかなければならない。

そして、今日、8月15日は、「終戦の日」である。

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