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「富士の山」 

2013年07月27日 ナビトモブログ記事
テーマ:暮らし

 去る6月26日、富士山が世界遺産に登録された。

 富士山は山だから、世界自然遺産での登録かと思ったら、世界文化遺産での登録だという。

 当初は世界自然遺産での登録を目指した。だが、登山道やその周辺が踏み荒らされるといった自然荒廃の進行やゴミの不法投棄などによる環境悪化などの理由から、世界自然遺産での登録は断念し、世界文化遺産での登録に切り替えたらしい。

 まあ、自然遺産でも文化遺産でも、世界遺産だからいいだろうと言われれば、それもそうだなと思いつつも、なんか釈然としない。

 世界文化遺産としての対象となった「構成資産」は、山頂の信仰遺跡群や富士五湖などを含む25件で、その正式名称は「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」と決まったという。

 富士山は古くから日本人の信仰の対象であり、さまざまな芸術作品の源泉であったことが正式名称の理由となったようだ。

 富士山は、自然遺産ではないけれど、「信仰の対象と芸術の源泉」というのであれば、なおさら、綺麗で美しい富士の山であってほしい。

 自然荒廃が進み、ゴミ問題を抱える富士山というのであれば、「信仰の対象と芸術の源泉」にはふさわしくない。

 最近の報道によれば、世界文化遺産への登録後、富士登山者数は、昨年の約1.5倍であり、登山者数の増加により、登山渋滞や登山者の集中による事故の発生が懸念されているという。

 また、ごみの持ち帰りは、ずいぶん浸透しているようだが、それでも、人目がつきにくいところには、弁当ガラや空き缶などが放置されているのだという。

 こうしたゴミ問題や自然荒廃を解消するためには、第一に入山規制を行うべきだ。

第二に、入山料の強制徴収をすべきだ。ゴミ問題や自然荒廃を解消するためには、それなりの経費がかかるからだ。

 そして、第三には、登山者には蟻を見習って貰いたい。
 夏山シーズン中には、1日当たり1万人近い登山者が富士山に登る。今年は、1万人4、5千人になる日もあるだろう。1万人もの登山者が登る様子は、富士のお山の目には、蟻んこがゾロゾロと登っているように見えるだろう。
 だったら、文字通り、蟻を見習って貰いたい。
 蟻は、自然環境と調和して生きるため、自然荒廃をもたらすことはないし、蟻は、とても綺麗好きで、ゴミを捨てることもないのだから。

 

 そこで、一句。

 夏空や
 蟻んこ登る
 富士の山




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