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昔の猛暑日の事件 

2013年07月21日 ナビトモブログ記事
テーマ:人生

 私には髪がある。バーコードでも、スダレでも、しまはげでもない。髪だけは、有り余るほどにある。ごましおが強くなってはきたが、あるものはある。

 なぜ、そんなにも良い髪をしているのか。それは、椿油のおかげだ。

 私が使っている椿油は、大手化粧品会社が売り出してから数年しか経っていないような椿油ではない。昔から日本人が大事にしてきている大島椿の椿油である。

 これを使い始めてから30年近くが経過している。私の椿油愛用は年季が入っているのだ。

 椿油を使い始めたのは、若い頃、私の髪がくせ毛が強かったためである。

 日本人は一般的に直毛の多い民族と言われるが、一説では日本人の70%が多かれ少なかれくせ毛であると言われているそうだ。くせ毛には、いろいろな種類があるが。私のくせ毛は、波状毛タイプ、つまり、髪を伸ばすと波状(ウエーブ)にうねるくせ毛である。しかも、硬い髪ときている。

 いったん寝癖がつくとなかなか直らなかった。

 ある時、床屋のおじさんに椿油を使うことを勧められた。椿油、と聞いて、なんか古臭くて、女が使うもののように思った。その旨、床屋のおじさんに言ったら、いやいやそうじゃなくて、貴方のくせ毛にきっと効くら、
と熱心に勧められた。

 椿油がくせ毛に効くというのも妙だとは思ったが、数年通っている床屋のおじさんが言うことだからと素直に従った。

 その結果や如何に。

 直ったのである。物の見事に。確か、大島椿の椿油を使い始めて2、3年で髪の難点は完全に解消されたと記憶している。その後は、私の髪は、柔らかくしっとりした髪だと自負している。

 しかし、考えてみれば、不思議だ。

 なにがって。髪は、生え変わる。椿油をつけて、硬い髪の毛が何らかの作用で柔らかくなり、その後、また硬い髪の毛が生えて椿油で柔らかくなり、というのなら分かるのだが、そうではない。我が髪の歴史を振り返れば、いつの間にか、硬い髪の毛でなく、柔らかい髪の毛が生えるようになったのだ。

 私は、次のように解釈している。大島椿の椿油が現在生えている髪の毛を通して毛根に伝わり、伝わった椿油が頭上の言わば畑の部分の土壌改良をする。土壌改良された畑では、柔らかい髪の毛が育成されるようになる。
なお、洗髪は、もちろん大島椿シャンプーを使っている。これも効いているのだろう。
 
 そういうわけで、私には豊富に髪があるが、そうでない人々は、いろいろと涙ぐましい努力をされているようだ。

 髪の毛のヘアケアサービスは、育毛、増毛、植毛に分類されるそうだ。?育毛とは自分で髪の毛を生やすこと、?増毛とはかつら(ヴィック)などを装着すること、?植毛とは髪の毛を移植することだそうだ。

 テレビのCMで有名なリーブ21は?育毛に特化し、アデランスは?育毛と?増毛の両方を扱っているという。

 その値段は、高い、と私は考えてしまう。アデランスでは、?育毛の場合、基本的には1年間で約36万円、?増毛つまりかつら(ヴィック)の場合、3年間で約72万円とのことである。

 昔、二十代の昭和の頃、アデランスと言えばかつらであり、育毛とか植毛とかはなかったように記憶している。

 近年、夏は暑い。地球温暖化の影響でやたら暑い。例えば、「熱中症による救急搬送者数」については、平成20年から統計が取り始められたそうだが、記録的な猛暑だった平成22年が5万4千人、その翌年以降、毎年約4万人が救急搬送されているという。

 二十代の昭和の頃は、夏に、今でいう猛暑日(最高気温が35℃以上の日)は滅多になかったが、真夏日(最高気温が30℃以上の日)は結構あった。

 その頃は、クールビズという発想はなく、夏の青森から東京への出張時も白の長そでのワイシャツに背広姿が普通であった。

 その滅多になかった猛暑日の日、青森から五十代の部長と二十代の部下が上京した。部長は、やり手で、長身細身の美男子であった。現代日本の俳優、佐藤浩市ばりのモテる男を想像してもらいたい。
 
 その日、二人は、JR新宿駅で降りて徒歩で西武新宿駅まで行き、西武新宿線の電車の到着をホームで待っていた。ギンギラギンに太陽が照りつける日であった。
 
 その時、事件は起きた。

 部下の若者は、ホームに立って向かい側を見ていて、佐藤浩市似の部長は、後方のベンチに腰かけていた。電車が進入してくることを知らせるランプが点灯した。 

 若者が後ろを振り返った。その瞬間、若者の目に見えた佐藤浩市似の部長には髪の毛がなかった。その代わり、部長は、片手に何かを握っていた。

 ああ、なんたることか。



 私は、父母に感謝している。丈夫に生んでくれてありがとう。そして、豊かな髪の毛の持ち主に生んでくれてありがとう。

 今、消費税増税が国民の関心事となっている。こういう状況下で、アデランスのお世話にならなければならないとしたら、負担が大変だ。
 
 なぜかなれば、?育毛の場合は、1年間で約36万円、つまりは月額で3万円、?増毛つまりかつら(ヴィック)の場合は、3年間で約72万円、つまりは月額で2万円もかかるのだ。

 お父さん、お母さん、ありがとうである。


 そこで、一句。
 
 暑すぎて
 思わず脱いだ
 アデランス


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写真川柳「暑すぎて」



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髪は不思議

さん

まあ、何と言っていいのやら、その方は気の毒ですね。暑さが優先してしまったようで。30年前でもやはり暑かったんでしょうね。かぶり物は夏は特に暑いですから。布帽子も好きではありません。日蔭ではすぐに取りたくなってしまいます。

椿油、白髪にも効くでしょうか。髪の毛は多いですが、生え際の白髪には困っています。洗髪前に地肌に付けてマッサージとか考えたことはありますが、すぐ洗い流すとすれば効果があるのかどうか。

でも髪の毛には栄養や気分が影響すると思います。あんなに細い1本1本に、毛根から影響していると思うととても不思議です。

2013/07/22 10:28:13

髪〜

さん

楽しい川柳ですね。
椿油昔は使ってましたね。
父は天然が入っていて、今風なウエーブが
自然にできてました。しかし娘の私はまったくの
直毛です。

2013/07/21 11:17:26

こんにちわ〜

さつきさん

今日は椿油〜のお話自慢のヘアの様ですね。

椿油は昔から有る様です〜ね〃
毛の薄いのは簡単楽かもね[笑…

私も多い方です
ショートにしてます。

2013/07/21 11:03:22

椿油〜〜♪

みのりさん

easaoさん

昔から椿油を使われているようですね〜♪
髪に良さそうですね〜〜♪

私も天然なんですよ〜〜♪
髪も多いほうです。〜〜♪

2013/07/21 09:59:28

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