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七変化 

2013年07月20日 ナビトモブログ記事
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 三者三様という言葉があるように、人は、考え方や行動の仕方などが、人それぞれで違う。

 見た目には同じ時代、同じ地域や同じ環境下で育った人間同士でも、三者三様であり、様々だ。

 また、人は、時代の流れや、住む地域とか環境の変化によって、変わっていく。

 こうした様々さということでは、紫陽花も同じだ。

 紫陽花の花、といっても、紫陽花のいかにも花のように見える部分は装飾花と呼ばれるもので、花ではなく、「ガク」が発達したものだが。その色は、青と赤に大別される。   

 紫陽花の青と赤の色は、生育する土壌の性質と土中のアルミニウムの吸収度合に関係があるという。
 アルミニウムが吸収されると花は青くなり、 アルミニウムが吸収されないと花は赤くなる。
 土壌が酸性の場合は、アルミニウムは溶けて根が吸収しやすくなり、アルミニウムが吸収されて花は青くなる。
 反対に、土壌が中性やアルカリ性の場合は、アルミニウムは溶けにくい状態になっていて、アルミニウムが吸収されないで花は赤くなる。

 紫陽花の開花期間は長く、2か月以上咲く所もあるそうだ。その間、紫陽花は、「七変化」とも呼ばれるように、ガクである装飾花の色合いを黄緑、白、青、青紫、紫、淡紅といった具合に変化させていく。

 紫陽花は、花の色や色合いを様々に変化させるだけでなく、その咲き誇る地域を北へ北へと移し、北上していく。

 季節を彩る数々の花々の中で、弓なりの形をしていて東西南北に長い日本列島を北上するのが、桜と紫陽花である。全国の気象台は、桜と同じように、紫陽花についても開花の観測を行っているのだという。

 桜前線とアジサイ前線、この二つの前線は、季節を違えて北上する。
  
 これまで、九州、四国、中国、近畿、東海、関東甲信、東北南部と、全国各地で見る者を楽しませながら、北上を続けてきたアジサイ前線は、今、東北北部に差し
かかっている。
 
 ネットで紫陽花の開花マップを見てみた。今、山形県米沢市の笹野観音や岩手県一関市にある「みちのくあじさい園」といった紫陽花の名所で、満開だという。

 東北北部の秋田県と青森県でも、もうじき満開を迎える。

 紫陽花は、関東甲信や東北南部までは、梅雨の風物詩だが、東北北部から北海道にかけては、真夏の風物詩である。
 
 梅雨の時期に雨に打たれながら咲く紫陽花はけなげであり、夏の盛りに咲き誇る紫陽花は元気である。
 
 そこで、一句。

 夏の露
 津軽路に咲く
 七変化


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紫陽花

トパーズさん

紫陽花は、一株の中に、青、薄青、薄桃など
色々の花(ガク)をつけ、それが暫くすると
また色変わりしたりするので、面白いですね。
炎天下では、ひまわりと違って元気よくとは
いきませんが、朝夕水遣りをした後などに
眺めるとホッさせてくれます。
花は次から次と咲くので、まだ当分は楽しめそうです。
ーーーー
先日、ガーデナーが垣根の刈り込みをしていたら
紫陽花の根元に、体長30センチ位の小さな細い蛇を
見つけました。今まで我が家の庭で蛇は一度も
見かけた事がなかったので、かなりびっくりしました。
今度から、雑草取りする時は、気をつけなくちゃ・・・・

2013/07/22 23:45:48

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