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たゆたえど、沈まず

下町のすぱげっちい 

2013年06月07日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


私の好物

私が子供の頃はまだ敗戦の傷跡が残っており日本も貧しかったし我が家も貧しかった。
代用食と配給の時代で白いご飯を始めて食べた時、ちゃぶ台の向こうで母が泣いていたのを見て私も子供心にもらい泣きして泣きながら白いご飯を食べた記憶がある。
両親と外食をした記憶が全くない。あるのはお祭りで屋台のおでんを両親と食べたぐらいである。
食べ物を買って外で食べるようになったのは中学の頃だと思う。
パン屋の店先で牛乳とアンパンとか部活のあと友達と食べたぐらいだった。
高校生になるとお店に入って食べるようになった。お好み焼きとかうどん屋などである。
その中で私が未だに大好きなのは当時のスパゲティーだ。
イタリアンパスタではない下町すぱげっちいだ。
鉄板に溶き卵を敷いた上に、茹で過ぎの太麺にべちょべちょにケチャップがからみ玉ねぎとピーマンがほんの少し一緒に炒めてある。ピーマンは不味くていつも残した。トッピングは食品添加物がいっぱい入った真っ赤なウインナーソーセージ。
高校生の頃、部活で腹を空かせ友達と寄り道した下町の喫茶店で食べた最上級、最高級の贅沢な外食がこれである。
このスパゲティーが大好きだとは大声で言いにくいが、好きなのだ(笑)
下町の喫茶店で今でも時々見かけると迷わず食べる。
今時は具も少し豪華で粉チーズやタバスコが出てくるが、私は当時のままソースで食べる。粉チーズやタバスコなんぞなかった。
みんなソースをぶっかけて食べていた。
他にもオムライスとかカレーとかカツ丼とか、寂れた商店街の古びたお店にお気に入りの懐かしい味がある。
外出の折に時々無償に食べたくなってわざわざ遠回りして食べたりする。
女房は笑って付き合ってくれる。
こういうのはグルメとは言わないな、変化を嫌う頑固な老人なんだろうな。
食べている時、幸せなんだ。(笑)

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