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北軽井沢 虹の街 爽やかな風

復活 

2013年04月04日 外部ブログ記事
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2日続きの雨もあがり、朝から気持ちいい日の光が差し込んでくる。春うららとは、まさにこのような感じに違いない。退院後早くも一週間が訪れようとしている。毎日温泉に入りゆっくりと養生してきたが、他に悪いところもなくそろそろ身体がうずうずしてくる。陽気に誘われて散歩にでると、うす緑色の蕗の薹があちこちに姿を見せている。除雪車が掻いた雪の中に落ち葉が入り交じり、雪に押しつぶされていたシダの葉が、茶色の森の中を明るく照らし、春ならではの光景がそこはかとなく感じられた。
 
入院中の新聞から新聞ネタを一つ紹介したい。以前にも一度紹介したスポーツジャーナリスト増田明美氏が、「復活」が人を元気づけるのタイトルでコラムに寄稿している。
 
今年は例年より桜の開花が早い。そして3月はスポーツで2つの復活に胸が熱くなった。1つはカナダで開催されたフィギュアスケートの世界選手権。浅田真央さんら日本選手を応援していたが、優勝したキムヨナさんに心から拍手を送りたい。
バンクーバー五輪で金メダルに輝いた彼女はその後、達成感と空虚感を味わい、引退もささやかれていた。一度頂上を極めた人が麓まで降り、再びその頂きに向かうことは、その過程を知っているだけに、最初に登ったときよりも厳しい道のりだ。女王の再チャレンジと復活に勇気をもらった。
もう1つは名古屋ウィメンズマラソンで復活を果たしたアテネ五輪の金メダリスト野口みずきさん。2時間24分5秒の好タイムで3位(日本人2位)に入り、今夏にモスクワで開催される世界選手権の代表候補に名乗りを上げた。代表に選ばれれば、アテネ五輪以来、9年ぶりに世界の舞台へたつことになる。
何といっても走りっぷりが素晴らしかった。しばらくレースから離れていたが、序盤から主導権を握り、先頭集団の前に陣取り、ときにはペースメーカーに並んであおる。「こうして果敢に挑戦しないと世界と戦えない」と背中で後輩達を叱咤激励しているようにみえた。レース後、「今日がスタートです!」と大きな目を輝かせた野口さん。この夏で35歳になるが、3年後のリオデジャネイロ五輪をしっかりと見据えて、挑戦はまだまだ続く。
2年に一度、笹川スポーツ財団が発行している「スポーツライフに関する調査報告書(スポーツライフ・データ)」。昨年末に発行された報告書に「好きなスポーツ選手」という項目がある。過去5回の調査すべてでトップテン入りをしているのがプロ野球の長嶋茂雄さんとイチローさん。スーパースター2人の国民的人気がうかがえる。
そして、ここに3回連続して入っているのがクルム伊達公子さんだ。言うまでもなく伊達さんは一時、世界ランキングで4位まで上がりつめたテニスのトッププレーヤー。1996年、26歳のときに世界8位で惜しまれながら引退。しかし、37歳になって「若い選手の刺激になれば」という思もあって現役に復帰した。引退から7年後、伊達さんが33歳でフルマラソンに挑戦することになった。その時に食事をご一緒し、チーズの枚数や卵焼きの数までメモする姿に驚いた。栄養士からアドバイスされたことを着実に行い、30キロ走やペース走など練習メニューも完璧にこなしていた。マラソンは専門外の伊達さんなので遊びで走ると思っていたから、そのストイックさにびっくりした。何事にも常に全力を尽くす。そして初マラソンは3時間27分40秒で完走したのだ。42歳の現在も四大会で最年長勝利記録を更新する伊達さんの、世界最高の舞台で戦い続ける姿に励まされる。
復活は、周りの人を元気にする。それはスポーツに限らない。首相に復活した安部晋三さんが良い例だ。表情も自信に満ちあふれ、転んだけれど、大きなものをつかんで立ち上がったお手本といえる。その安部さんが先頭に立って吹かす風を受けるようにして経済が前へと進み出した。
日本も復活へと向かっている。
 
無事退院して帰宅した当日、私は台所に立った。そして、娘が書き置きして帰ったパスタのメニュー「ホタルイカのペペロンチーノパスタ」に挑戦した。仕上がりは上出来で、しばらく遠ざかっていたランチシェフの復活に問題はなく、退院以来連日その役目を果たしている。
さあ、いよいよ明後日土曜日から北軽井沢スウィートグラスのアルバイトに復帰する。
4月からやって来る「夏組」の人たちも加わり、キャンプ場も賑やかになることだろう。
復活は、周りの人を元気にする。そして、元気いっぱい、私の口も復活するに違いない。
 
 

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