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遠隔操作ウイルス事件の片山容疑者、実は無罪? 

2013年02月24日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


「遠隔操作ウイルス事件」、当初は、事件と片山祐輔を結びつける決定的な証拠
があると報じられ、警察は絶対的な自信を持っているように見えたが、その後も
160人もの捜査員を動員して証拠集めを続けるなど、苦労している状況も伝
わっている。

片山祐輔の弁護人となったのは、足利事件で菅家利和さんの無実を証明する
など、刑事事件の経験豊富な佐藤博史弁護士だ。
「容疑者とはどういう話を?」と佐藤弁護士にジャーナリストの江川 紹子弁護士
が聞くと、

まずは警察の取り調べ状況を聞きました。江ノ島に行ったか、猫に触ったか、と
聞かれたので、本人は1月3日に行ったことを認めて、4〜5匹の猫と接触して、
写真を全部で10枚か15枚くらい撮ったかもしれない、と説明したそうです。とこ
ろが、その後は猫について聞いてないんですね、警察は。それで、変だなと思い
ました。

私が、あの猫について聞くと、「(顔の模様が)ハチワレで…」となどと、色のこと
を説明し始めるんです。あの猫の写真を撮ったかどうかを聞くと「撮ったかもしれ
ません」と。なぜかというと人なつっこい猫で、「膝にのっけたかもしれない」と言う
わけです。そんな風に、全然包み隠さず話す人です。警察に対しても、過剰なく
らい供述をしています。それで、彼の話を聞いた後、新聞記事を精査してみると、
話が全然違う。これはどういうことだ、と思いました。

ーー足利事件の菅家さんの時には、面会してすぐに無実を確信したとのことでした
  が、今回はどうでしたか。

当初は半信半疑でした。新聞には決定的な証拠があるかのように書かれていました
し。でも、取り調べで警察はそういうものを本人に示していないんですね。なので、
接見の後、取調官に「もし決定的な証拠があるなら、早く示して欲しい。それで
(否認しても)ダメだと分かったら、弁護人からも本人を説得しますよ」と言って
みたが、警察は「はい、分かりました」と言うだけ。

「本当はそんな映像ないのでは?」とも聞きました。すると、「そういうこと(=決定
的な証拠があるというような情報)はマスコミが勝手に書いているだけ」と。
検事にも、「(本人が猫に首輪をつけたことを示すような)防犯カメラの映像は
ないのでは?」と水を向けたところ、沈黙しか返ってこなかった。

私がそう指摘した翌日は、取り調べもせずに捜査会議をやっている。その後も、彼が
猫に首輪をつけたことを示す映像は本人に示されていません。報道でも、いつの間に
か映像の話は立ち消えになりました。

こうした経過から見ても、警察は1月3日に彼が江ノ島にいる映像は持っているが、
彼が猫に首輪をつける映像もなければ、(彼が江ノ島に行った)3日に首輪がついて
いる状態の猫の映像もないことを、確信しています。
                (中略)
ーーなぜ録音・録画をしないと取り調べに応じないことにしたのですか。

実は、問題のウィルス「iesys.exe(アイシス・エグゼ)」に使われたプログラミン
グ言語はC#ですが、彼は「僕はC#は使えない」と言うんですね。ところが、警察が
最初に取った身上調書に、彼が使えるプログラミング言語が列挙してあり、その中に
C#が入っていたそうです。

彼は、C#は他人が書いたプログラムがあって、それが実行できるかどうか確かめ
ろと言われて確かめたことはあるが、自分では書けない、と説明したそうです。そう
いう大事なことをさりげなく調書に入れ込もうとしていたことが分かったので、調書が
できる時のやりとりはちゃんと記録してもらわないと危ない、と思いました。

はて?
いったいどうなっていることやら。
プログラミング言語を使えるかどうかは、本人のパソコンでどのようなソース(プロ
グラム)を作っているかどうかを、家庭と仕事場の両方で調べればすぐわかる事。
ここは当然、重要なポイントとなってくるので、江川 紹子も再度、確認していく。

ーー彼がC#を使えないというのは、彼にとって有利な事情ですね。

そうなんです。「それだけで、君は真犯人でない、ということになるのでは?」と聞
くと、彼も「そうですね」と答えるんです。でも、彼がその話をしたのは、逮捕され
てから6日後のことなんですよ。それで、「そんな大事なことを、何でもっと早く言わ
ないのか。このことを、警察は知っているのか」と聞いたら、最初の身上調書の話が
出てきたので、これは録音・録画をしないと危ない、と思ったのです。

ーー彼が普段使っていたプログラミング言語は何ですか。

Javaです。

ーーC++はどうですか。

専門学校の時に資格は取ったと言っていました。

ーーウィルスとか遠隔操作などに興味は?

「ない」と言っています。それで、「セキュリティの開発のためには、(日々進化する)
ウィルスとデッドヒートを演じている演じているわけで、そういうことに関心を持つ
こと自体は悪いことじゃないんだよ」と水を向けてみました。でも、本人は「セキュリ
ティには関係ないし、MALWAREには全く関心がない」と。ハッカーの情報を交換する
サイトがあるらしいけど、と聞いても、「そういうのは見たことがありません」と。

また、「のまネコ事件」の時と現在とでは、姓が変わっているが、その理由を
このように述べている。

ーー前の事件の時と姓を変えたのは何故ですか。

彼の名前を検索すると、いつまで経っても事件のことが出てきて、これでは就職で
きないと気にしたからです。両親が協力し、分籍して彼だけの戸籍を作ったんです。
そして、今度こういうことになって、彼は「これからどうやって日本で生きていけば
いいんだろう」と悩んでいます。


今回の江川 紹子と佐藤博史弁護士とのやりとりは、全文を掲載したわけではないので、
内容に興味を持たれた方はぜひ直接リンクを辿って確認してみてください。
この事件は、FBIまでが登場する。

1月初旬、捜査協力を求めていた米連邦捜査局(FBI)が、米国のデータ保管会社
のサーバーから複数の遠隔操作ウイルスを見つけた、との情報が寄せられた。そこ
に、片山の派遣先のパソコン(PC)でウイルスが作成されたことを示すデータが
あったとの事。

と、いうことは、もし片山祐輔が犯人でないとしたら、同じ会社の誰かにはめられた?
という事になるのか・・・・・・。
この事件、単なる悪ふざけが拡大して事件につながってしまった単純な話に最初は
思っていたのだが、意外に複雑で奥が深い。
今後どのような展開になっていくやら・・・・。

参照:【PC遠隔操作事件】被疑者の素顔を弁護人に聞く

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