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平成の虚無僧一路の日記

仏教嫌いの平田篤胤 

2010年07月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



自閉症や不登校児童の面倒をみるNPO法人を立ち上げた。
若いのに ものすごい読書家で、私に 平田篤胤の『仙境異聞』
と『勝五郎再生記聞』を 貸してくれた。

平田篤胤は江戸時代後期の国学者で、明治維新の原動力とも
なり、国家神道や廃仏毀釈の思想的論拠となった人物だ。

その著『仙境異聞』は、「幼い頃仙人に連れ去られ、神仙界で
呪術を身に付けて生還したという寅吉からの聞書き」。

『勝五郎再生記聞』は、「生まれる前の(前世の)ことを記憶
しているという勝五郎の聞き書き」。

勝五郎は、隣村で二年前に6歳で死んだ藤蔵の生まれ変わりだと
いう。その家の周りの様子、死んだ時のことなどを記憶していた。

さて、寅吉も勝五郎も僧侶を軽蔑している。

まず、『仙境異聞』寅吉の言。
「世の出家といふ者、俗家を欺き、物とりて衣服を飾り、寺格などに
誇りて、人を見下すが憎きゆゑに、我は元より坊主を悪(きら)ひなり」。

『勝五郎再生記聞』では、勝五郎が前世は藤蔵で、死んだ時のことを
語っている。
「僧共が経を読めども何にもならず、彼らは銭金をたぶらかし取らむ
とするわざのみにて、益なきものなれば、悪(にく)く厭(いと)わしく
思われて・・・・」

勝五郎によれば、「死んでの後、地獄・極楽なんか無かった。みな仏教者
の妄言、虚言だ」というのだ。

もともと、「輪廻転生」は、インドに古くからある思想だ。
釈迦は、そのインドの古い因習について、「地獄、極楽、前世など
自分は知らない。見てきたわけでないから、何とも云えぬ。そんな
ことに逡巡するより、そのような悩み、迷い事から開放される悟り
を開け」と言っているのだ。「西方浄土」など、釈迦より 500年も
1,000年も後の人が、作り出したものだ。それは、キリスト教が
混ざりこんだものと私は考えている。]]>

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