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平成の虚無僧一路の日記

蛍の光 

2010年07月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



ロツレチハで吹ける。尺八のツ(F=ファ)を基音とする「へ長調」
だから、ツ(=ド)、レ(=レ)、チ(=ミ)、ハ(=ソ)、ロ(=ラ)となり、
ファとシが無い「ヨナ抜き音階」。これは日本民謡の「追分節」
の音階と同じ。歌詞のイメージから゜陰音階と思われているが
「長調」の曲なのだ。

明治政府が西洋音楽を取り入れるため、西欧の音楽譜を
取り寄せた中で、スコットランド民謡が日本の「ヨナ抜き
音階」と同じことに注目したようだ。
「ヨナ抜き音階」ということで、『蛍の光』は日本人には
比較的すんなり受け入れられた。

原曲のタイトルは「Old long since」。つまり「遠い昔の日々」。

  遠い昔の日々

  古き友は忘れられて
  二度と心に戻らないものだろうか?
 古き友は忘れられて
 遠い昔の出来事になってしまうだけなのか?


遠い昔の日々よ、ああ友
 遠い昔の日々よ
  今からでも友情の杯をあげよう
 遠い昔の日々の為に


歌詞はこの後、「おさな友達が久しぶりに再会して、カンパーイ!
飲めや飲めや、さぁ どんどん飲もう!」という景気いい詩に
なっている。

ところが 日本では 稲垣千頴の作詞により、「お別れ」のテーマ曲に
なってしまった。

一 螢の光 窓の雪
  書(ふみ)読む月日 かさねつつ
  いつしか年も すぎのとを
  あけてぞけさは わかれゆく

二 とまるもゆくも かぎりとて
  かたみに思う ちよろづの
  こころのはしを ひとことに
  さきくとばかり うたふなり

普段は一番しか歌われないが、三番四番もあった。

三 筑紫のきわみ 道の奥
  海山(うみやま)遠く 隔つとも
  そのまごころは 隔てなく
  一つに尽くせ 国のため

四 千島(ちしま)の奥も 沖縄も
  やしまのうちの まもりなり
  いたらん国に いさおしく
  つとめよ わがせ つつがなく

三番、四番は「忠君愛国」の国家主義高揚の歌詞となって
いるため、現在では ほとんど歌われることはない。

ところで、デパートやスーパーの閉店間際に流れるのは、
古関裕而 変曲の『別れの曲』。またこのメロディが、かつて
韓国の国歌としても使われていたとは知らなんだ。
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