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男は振り向くな 

2013年01月20日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 

 

 

 

 

 

 

 

 
第48代横綱大鵬・納谷幸喜氏が亡くなった。72歳は私と3歳しか違わない。3歳は、もし同じ学校にいたなら、どこかですれ違っていたかも知れない年の差である。身近な人がなくなったような気がしてならない。そして大鵬といえば、誰もが皆「巨人、大鵬、卵焼き」というフレーズを思い出すに違いない。これは、堺屋太一氏が通商産業省(現経済産業省)の官僚だった1961年ごろ、経済報告の会見で口にしたものだった。堺屋太一氏は、「当時は高度成長時代だったが、経済優先だなどと批判もあった。だからマスコミに向け『高度経済成長はみんなに好まれる。それは巨人、大鵬、卵焼きが好かれるのと同じことだ』って言ったんですよ」と当時を振り返り、「72歳は早すぎる、残念です」とその死を惜しんでいる。
 
私と同じ歳で元気な人と言えば、昨年、六代桂文枝の名跡を継いだ桂三枝がいる。46年間桂三枝という名前でやってきたので、その名前が終わるというのは寂しいという思いもあったそうな。
しかし、襲名する前に作家の故藤本義一氏に「男は振り向くな」というお祝いのメッセージをもらい、桂文枝で頑張るぞ!という気持ちになった、と語っている。
 
「男は振り向くな」は、なかなかの名文句だ。近年、「振り向かない女」が多く、「女々しい男」がやけに目立つと感じている。人は様々な経験をして、反省しながら前進するものだが、いつまでも過去を振り向いても仕方がない。大鵬は逝った。一つの時代が終わった気がする。しかし、人は生きている限り、絶えず明日に向かって進むものだ。男は決して振り向いてはいけない。
女は?・・・・振り向いてもよろしい。
 
 

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