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たゆたえど、沈まず
幻のお米? みねあさひ
2013年01月17日
テーマ:テーマ無し
我が家はお米を買ったことがない。
女房の実家からもらってくる。
海抜500mの里山だから山の湧き水を引いてコメや野菜を作っている。
田んぼの水はいつもきれいで濁っているのを見たことがない。
我が家の近辺の田んぼは、濁った愛利用水の水を引き入れて作るが、田植え前になると水が引かれて立て札が立つ。そこには散歩の犬に田んぼの水を絶対に飲ませるなと書いてある。
田植えの前に農薬が撒かれているに違いない。
女房の実家からもらってくる米は銘柄をみねあさひという。
みねあさひはごく限られた地域で作られているマイナーな品種である。
全国的に知られたブランド米より美味しいと言って村の人たちは作り続けている。
近所のスーパーでも時々見かけるが、生産量も少ないし知名度がないせいか比較的安い。
ところが、米専門の全国通販のカタログには幻のお米と称してみねあさひを数量限定で売っているそうだ。
作手村は海抜500mの里山だから田んぼの面積はそれ程広くないから外部への出荷は知れたものである。
私はこのみねあさひは本当に美味しいと思う。
秋田小町やコシヒカリに負けない美味しさである。
まさに隠れた名品である。
先週、友人に会ったら「作手村のみねあさひって知ってる?」と聞かれた。
なんでも彼女の知人で信州味噌の大手メーカーの社長さんから「作手村のみねあさひという米は絶品でなかなか手に入らない」と聞いたという。
信州では手に入らないだろうなと思いながら、彼女の家にみねあさひを少し届けた。
ちょうど先週女房が実家に帰り、精米して新米を持ち帰ったところだった。
村へ行けば何処にでもある誰もが食べているありふれたお米である。
今までも身近な人にみねあさひの美味しさはPRしてきたが、試す気がなくブランド米を選んでいるようだ。
もし、東海地方のスーパーで、みねあさひを見かけたら是非お試しください。
よくよく考えてみれば、ご飯というのはお米を水で煮ただけのものである。
味付けも何もしていないお米の水煮が何でこんなに美味しいのか!
私は自家製の味噌汁と海苔があれば何杯でもお代わりができる。
息切れしようが呼吸困難になろうが白いご飯の魅力には勝てない(笑)
みねあさひを当たり前にふんだんに食べれるというのは幸せなことだなぁとつくづく思う。
女房殿に感謝である。
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