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たかが一人、されど一人
大阪、嗚呼友よ
2012年11月27日
テーマ:テーマ無し
冬将軍が足早に近づいてくるようで天気の移り変わりが激しい。昨日の荒れた天気が嘘のような冬晴れになった。先週の土曜日は標高2000m近くの山小屋に居たのだが夕食後小屋が少し揺れたような気がした。気がしたと書いたのは炬燵に潜り込んで居眠りしていたからである。昨日今日と出会った人に聞くと、東京では久し振りの揺れだったようだ。この連休また新たな訃報に接することになった。大阪時代に知り合った西成のふぐ料理屋の大将で、店にもよく行ったが、何故か個人的に親しくなった。年齢的には彼の方が少し上だったので可愛がってもらったと言うのが適切かもしれない。今でもはっきり記憶しているが、ふぐ屋の本業は火曜日が定休日で、火曜日には北の新地や南繁華街によく誘ってもらった。商売が商売だから夜の世界では大変い顔が広い。金払いもきれいなのでどこでもよく持てた人だった。思い出は沢山あるが、3月になると大阪で大相撲春場所が始まる。ふぐ屋には相撲関係者の客が多かったようで、彼と兄弟分の呼び出しさんの長老(と言っても当時は現役)がいて、春場所の時期にはこの人も交えて派手に飲んだものだ。勿論相撲見物は砂かぶりの特等席を用意してくれる。だから相撲の面白さが分かってきたのも彼のお陰だ。こっちの仕事とは全く関係のない人なのに、こっちの立場に随分気を使ってくれているのが分かることが多かった。思えば大阪時代の約6年間、大事な客の接待にはこの店を随分使って褒められたことが多い。大阪人は東京から来た人間をやや警戒して付き合う。どうせすぐ帰るだろうし、本人も心ここに非ずだろうと馬鹿にしているのだ。しかしそんな客でもこの店に連れて行くと明らかに態度が違ってくる。大阪はふぐの本場を以て自慢する町である。しかし下町である西成の店まで知っている人は少ない。店構えがどうであれ料理が超一流であることは食べればすぐわかる。そこで大事に扱ってくれるので大概の客は見直してくれるのだ。本当に大将の気持ちが嬉しかったのでこちらも店はよく利用したものだ。やがて会社を辞める決心をした時にも彼は本当に心配してくれて、一人で生きていくのがいかに大変かを懇々と諭してくれた。しかし結局辞職して東京に戻ったのだが、その後もずっと何かと気遣ってくれて、夏場の4か月の休業中には東京に出てきて迄声を掛けてもらったりしていた。それでもだんだん会う機会が少なくなってきたのは当然だが、東京に戻って25年、互いに心を通じ合って音信だけは欠かさなかった。彼が逝ってしまったとは、彼岸で早く来いと手招きされるようで何ともやるせない気持ちだ。
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