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プロメテウスは、駄作なのか　

2012年09月16日
テーマ：テーマ無し

映画「プロメテウス」のキャッチコピーは、重々しい。
「人類最大の謎　人類の起源」
「なぜ人類誕生の瞬間は空白のままなのか」
こんなテーマ―を掲げられたら、さぞ難解でつまんない映画をみせられる
のかと思い、一度は見るのをやめようかと思った。

でも、監督はリドリー・スコットで、彼の作った映画の「エイリアン」も
「ブレードランナー」も大好きだし、そうそう残念な映画にはならないの
ではないかという思いで観に行った。

結論から言うと、エイリアンの続編のような映画だった。『人類の起源』
なんかとは関係のない内容だった。
『このキャッチフレーズは、本当にこの映画の内容を見てつけたのか？』と、
疑いたくなるくらいだ。
ぼくは、単純に娯楽作品として楽しめた。

この映画は、ぼくが違和感を持ったように、内容が宣伝テーマ―とあまりに
かけ離れているから、ネットで色々文句を言われている。

でも、この映画を楽しめるかは、意外に単純なことのように思える。
２つの質問にYESと、答えられたら、完全に楽しめる。
一つ目は「エイリアンの美術に関わったギガーの作品が好きですか？」
二つ目は「エイリアンという映画を見たことがあったら、その作品の楽し
めましたか？」

ギガーってゆう画家にピンとこなくても、エイリアンが好きだという人は
問題ない。でも、ギガーにも興味がなくて、前作のエイリアンにあまり
ピンとこないのに、『人類の謎』に惹かれてこの映画を見たら、相当に腹
がたつであろう。

ところで、この映画にはぼくにとってお気に入りの箇所が何個かある。
まず、最初のエイリアンの出だし。水の中からでてきた顔のないヘビの
ようなエイリアン。なんか可愛らしい。

最初は、調査チームの隊員が恐る恐るその不思議な生き物に手を差し
伸べてみる。そのあとに、そのかわいらしい小さなヘビが、隊員の体に巻き
付いて、あっとゆうまに凶暴なエイリアンの姿に変わっていく。

巻きつかれた腕を関節技をきめられたかのように折られる場面が、みて
いてとても痛かった。でも、この静けさと凶暴な変身とが交互にやってく
ると、恐怖感が盛り上がる。ホラー映画のような味付も「エイリアン」の時と
変わっていなくて、嬉しくなる。

３Ｄの映像も、ダイナミックで美術的にもすばらしくぼくとしてはアバター
の時より楽しめた。
基本は、２Ｄで見たいぼくがこんなふうに思うのもめずらしい事。

１点、残念なことは女性の重要な役のショウ博士があまり綺麗ではない。
なんだったら、シャーリーズ・セロンに、ショウ博士の役をやらせても良
かった気がする。役を交換してもよかったのだ。

セロンが演じているプロジェクトの責任者の役は、もっと憎たらしいよう
な女性が合っていて、別にそんなに綺麗でなくてもいいと思う。
それにしてもセロンは本当にほれぼれするような抜群のスタイル。顔はちっ
ちゃく足は長く身体は均整がとれていて……。

彼女は、インタビューでプロメテウスに参加したいきさつをこのように
答えている。

□　どのような状況で、今回のプロジェクトの話を聞いたのですか？

マレーシアに居た私にマネージャーから、「今脚本を送ったから」という
電話があったの。

リドリー監督とはここ数年、社交上の付き合いはあったので、彼がこの
プロジェクトを進めていることは知っていたわ。

『マッドマックス』に出演のためオーストラリアに行く予定で、この
プロジェクトについては私、とっても羨ましいと思っていたから、ずっ
と聞き耳を立て続けてはいたの。
どうやっても、自分が出演するなんて無理だと分かってはいながらね。

ところが、『マッドマックス』の撮影が延期された時、リドリーが私に連絡を
取って来て、脚本を送ってくれてこう言ったのよ。
「30分以内に読んでくれ。30分後には爆破するから」って。
それって、すごく秘密っぽいでしょ。私は雨嵐の真っ只中の山の上に居て、
脚本を木の下で読みました。腰を落ち着ける場所は、そこだけだったから。

シャーリーズ・セロンにとっては、「プロメテウス」というリドリー・スコット
との仕事はとても気持ちの入った念願の作品だったようだ。
ところで、「マッドマックス／フューリーロード」の時も、役作りのた
め、セロンは丸坊主にしていたという。こちらの映画はぽしゃったまま
なのだろうか？

ジョージ・ミラー監督が手がけるマッドマックスに関してこのように
感想を言っていた。
「ジョージは本当に、私がこれまでに脚本で読んだことのないような女性
のキャラクターを創り出したの。死ぬほど怖いわ！　でも、とてもワク
ワクしてるの。私本当に死んじゃいそうよ！　もう3年越しなのよ。早く
演じたいわ！」

さて、映画プロメテウス自体は続編もありそうな終わり方になっている
が、その続編はいつになるのだろうか？

>>元の記事・続きはこちら（外部のサイトに移動します）

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