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革命を夢見たテロリストの台頭と堕落「カルロス」 

2012年09月08日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


映画「カルロス」が面白そうだ。
1970年代から80年代にかけて、ヨーロッパで相次いだテロ事件に関与
したとされる、ベネズエラ出身の大物テロリスト、カルロスを描いている。
彼の足跡をたどる、オリヴィエ・アサイヤス監督による劇映画。今月1日より
上映している。

週刊文春9月13日号の「Cinema Chart」で紹介していた。
5人の評論家や作家が評価するぺージなのだが、おすぎはまだみていない
から別として、4人のうち、3人が5個の星印のうち4個つけていた。
つまり、ほとんどの人がたぶん70〜80点以上の面白さを感じるという
ことになる。

その3人はこのように映画にコメントを寄せている。

品田雄吉(映画評論家):現代の革命家の生き方が丸ごと浮かび上がる力作。
    個人的には第一部の日本赤軍の活躍ぶりを興味深く見た。主役も
    好演。

芝山幹出(翻訳家):犯罪者、傭兵、究極のフリーランサー。多面体のテロ
    リストをこわばらずに描く。5時間半の映画fだが再見したくなる。

斎藤綾子(作家):何があっても近づきたくない男の全てが思い通りになると
    信じている傲慢な色気を、5時間30分たっぷり楽しめた。

読売新聞の映画評にて、恩田泰子は、このように書いている。

ラミレスが演じるカルロスは当初、恐ろしく魅力的に見える。ストイックに絞り
込んだ体ではないが、そのぜい肉には色気がある。そもそも彼自身、理想
だけのために生きる聖人君子でない。余分な欲望を抱いてぎらり輝く男。


ただ、いつしかカルロスは、そのぜい肉や欲望に対するコントロールを失う。
輝きは消え、最後には彼という人間が存在する意味すらわからなくなってい
く。何という空虚。

世界の複雑さ、そして、それを構成する人間のややこしさ。アサイヤス監督
は、それを同時に、しかも、疾走感をもって一気に描ききった。傑作だ。

上映時間は5時間30分の大作ということで、3部にわけている。全部みる
には、1部が1300円で、セット価格で3300円かかる。3つにも分け
なくてよかった気がする。せめて2部分けでも良かったのでは?

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