メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

平成の虚無僧一路の日記

「ジョン海山ネプチューン」との出会い 

2012年07月13日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



1980年(昭和55)、アメリカ人の尺八奏者、ジョン海山
ネプチューンのアルバム『バンブー』が、文化庁の
芸術祭(レコード部門)で「優秀賞」を受賞したことは
大変な衝撃でした。アメリカ人のレコードが「文化庁
の芸術祭優秀賞」とは何ごとかと、クレームもたくさん
あったように聞きます。

それは、尺八であって尺八でない。彼のオリジナル曲
ばかりでした。「尺八でこんな音が出せるのか、こんな
曲が吹けるのか」とビックリするほど、彼は尺八の
可能性を大きく広げてくれたのです。

それは、伝統にしばられる日本人には不可能なこと
でした。即刻、私はネプチューンに尺八を習うことに
しました。

彼のレッスンは、日本人にとっては斬新で、目から鱗
でした。まず最初はロングトーン。ロツレチを一音ずつ
10秒クレッシェンド、10秒デ・クレッシェンドで20秒。
それを3回ですから1分のロングトーンです。私は一回
20秒がやっとでした。また、一音を8秒、4秒、2秒と
短くしていき、ロツレチハロツレチハヒを徹底的に
練習するのです。考えてみれば、ピアノを習いにいけば、
ドレミファソラシドを毎日何度も弾くわけですから、
「そういう基礎練習が尺八の指導に無いことがおかしい」と
彼は言います。音出しの基礎練習だけで、30分じっくり
やります。彼の音は、側にいると耳をつんざくほどの
パワーです。目一杯の音量を出して練習すると、喉が
焼けるように痛くなってきます。

それから、ドミソミド、レファラソミといったフレーズを
徹底的に練習します。ネプチューンさんは、コードや
フレーズを書いた ぶ厚いテキストを見せてくれ、
「これを500回ずつ吹いた」と言います。働いている人は
一日8時間は仕事しているわけだから、尺八のプロなら
1日8時間吹くのは当然でしょう」と。

私は、ネプチューンさんより尺八歴では10年先輩ですが、
練習量は一日平均したら10分も無いでしょう。練習量の
トータルでは、完全に彼に追い抜かれています。その差が
技量に現れるのは当然でした。

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR







掲載されている画像

    もっと見る

上部へ