メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

平成の虚無僧一路の日記

尺八「琴古流」の各会派 

2012年07月07日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



江戸時代半ばに、福岡黒田藩の藩士だった「黒澤琴古」が、
浪人して虚無僧となり、全国の虚無僧寺に伝わる曲を集大成して、
江戸浅草で「虚無僧尺八」の指南役を勤めていた。
虚無僧が妻帯していたとは変だが、「黒澤琴古」の名跡は、
実子によって4代まで続き、「琴古流」と称えられるように
なった。

明治になって「虚無僧」は禁止されたので、尺八名人
たちが、琴・三絃との合奏をするようになり、それぞれ
一門一派を為した。

その代表格が 荒木古童、川瀬順輔、納富寿童、山口四郎、
青木鈴慕、吉田晴風らである。現在、「琴古流」の家元は
存在せず、琴古の流れを継ぐ人たちの総称で、その数は
7,000人ほど。主に東北から関東、中部までの東日本に
分布している。

《古童会》江戸時代から続く名門で、現在の会主は、
慶応のOB「荒木達也」氏で「5世荒木古童」改め
現「梅翁」である。
「達也」氏は、慶応を卒業すると長らくアメリカに住み、
アメリカ人と結婚して、アメリカ国籍を取得しているので、
現在の《古童会》の会主は「アメリカ人」ということになる。

《古童会》には「北山士童」他 慶応のOBが多い。そもそも
明治大正時代、門弟には「前島密」「松平容敬」ら、元大名
だったり、爵位をもつ名士が多く、「荒木派では虚無僧は
ご法度(禁止)」だった。
福沢諭吉の孫「堀井小二朗」も、三世荒木古童の一番弟子
「木村士童(友斎)」に師事していたことがあった。


《童門会》3世古道の弟子で、昭和42年に人間国宝と
なった「納富寿童」(昭和51年逝去)の門下。

《竹友社》2世古童の弟子の「川瀬順輔」が 明治27年に
創立。現在の宗家は三代目「川瀬順輔」。

《竹盟社》 大正10年に山口四郎(初代川瀬順輔の弟子)を
中心として創設。四郎の五男の「山口五郎」は、平成4年に
人間国宝。平成11年に逝去。


(※ 荒木、川瀬、納富のご三家は「琴古流家元」を
名乗ろうとして、烈しく対立をした時代があった)


《鈴慕会》初代川瀬順輔の弟子「青木鈴慕」が創始。
現在の会主は2代目「青木鈴慕(静夫)」。平成11年
人間国宝。

《美風会》昭和8年「佐藤晴美」が創始。「佐藤晴美」は
「吉田晴風」の門下。

(※「吉田晴風」は初代川瀬順輔門下の鳥井虚無洞の弟子。
「吉田晴風」の門下は「佐々木操風」「柳内調風」「広門
伶風」「川口浩風」など「風」の字をつけている)

《日本竹道学館》昭和3年に、初代兼安洞童(初代川瀬順輔の
孫弟子)を館長として開設。現在の三代目館長は「小野正童」。

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR







掲載されている画像

    もっと見る

上部へ